2019.9.15 11:37

【土井麻由実のSMILE TIGERS】おじいちゃん、おばあちゃんとの思い出は? 阪神選手に聞いてみた!

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おじいちゃん、おばあちゃんとの思い出は? 阪神選手に聞いてみた!

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阪神・西

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 野球選手には応援してくれている人がたくさんいる。ファンはもちろんだが、身内の応援は心強い。中でもおじいちゃん、おばあちゃんの存在は大きい。

 9月16日の敬老の日も近いということで、虎戦士におじいちゃん、おばあちゃんの思い出を語ってもらった。

 西勇輝投手は開口一番、「一度『好き』って言ったものが、毎日出てきた」と言って、ニコーッと笑った。あ、それわかる。

 「ポケモンのカレー。おばあちゃんの手作りのカレーじゃなくて、レトルトのカレー(笑)」

 種明かしはこうだ。小学1年当時、勇輝少年はポケモンが大好きだった。そのころ発売されていたレトルトカレーのオマケに付いてくるポケモンシールを一生懸命に集めていたという。

 夏休み、岡山に住む父方のおじいちゃん家にいくと、「なんの気なしに買ってあった」というポケモンカレーが目に入った勇輝少年は「僕、これ大好き!」と狂喜した。すると…。

 「毎日、お昼ごはんは決まってポケモンカレー(笑)。1カ月間(笑)」

 ときには外食に出かけることもあったが、それでも帰ってポケモンカレーを食べた。お姉ちゃんにも協力してもらい、とにかくポケモンカレーを消費した。そのうち、おじいちゃんは箱買いしてくれ、シールはどんどん集まった。孫を喜ばせたいという気持ちが本当にうれしかった。

 思い出はポケモンカレーだけではない。「田舎なんでね」と、自然豊かな環境でいろいろな遊びをさせてくれた。

 「カブトムシを捕りにいったり、プールに行ったり、パラグライダーを見にいったり、いろいろやらせてもらった。あ、パラグライダーは年齢的にやることはできなかったけど」

 ただ、これは小学1年の1カ月間だけの思い出だ。小学2年から野球を始めたので長期の休みはいっさいなくなった。

 「もうずっと野球だったから。逆に、思い出はそこしかないからよく覚えている」。懐かしそうに振り返ってくれた。

 おじいちゃんは亡くなったが、おばあちゃんは遠出はできないながらもテレビの前で応援してくれている。活躍する姿をずっとずっと見ていてもらいたい。

 高橋聡文投手は父方のおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に暮らしていたそうだ。おじいちゃんといえば「カニを獲りに連れてってもらったイメージ」が浮かぶという。

 「モズクガニっていうのかな? 川で捕ったなあ…おじいちゃんがね。僕は小学校低学年か幼稚園だったから、おじいちゃんが捕ってくれるのを横で見ているだけ。まあ流れのある川だったのは覚えているけど、どうやって捕っていたのかは忘れちゃったなあ」

 高橋聡投手が両手で「これくらい」と示してくれた大きさは15センチほどあった。捕ったモズクガニは食べず「鑑賞していた」そうだ。

 おばあちゃんは野球が大好きで、毎日テレビでプロ野球中継を見ては「テレビに文句言ってたイメージ(笑)」と、選手起用や作戦などに“意見”していたという。それだけ詳しいということだ。

 「毎日、野球がついているのが当たり前の家だったから。やっぱり巨人戦が多かったかな。たまに阪神戦もやってたな。あれだけ毎日見てたら自然と覚えるよね」

 それでもなかなか通なおばあちゃんだ。もちろんプロ野球選手になった孫は自慢だっただろう。

 斎藤友貴哉投手のご両親は同じ中学だったそうで、つまりお互いのご実家がご近所さん。斎藤投手は「お父さんの方のじいちゃん、ばあちゃんとは一緒に住んでたけど、お母さんのほうにもよく遊びに行っていた」という。

 特に思い出深いのは、父方のおじいちゃん、おばあちゃんとご両親、おねえちゃんと旅行に出かけたことだ。

 「中学のときは富士山や湖の見えるところに泊まった。逆さ富士が見えるところ」。それ以外にもドライブやおいしいものを食べになど、よくお出かけし「すごく楽しかった」と振り返る。

 今は斎藤投手からの電話をすごく喜んでくれるというおじいちゃん。

 「頑張ってるか、とか言って、すごく励ましくれる。1軍じゃないとテレビで見られないんで…」と、ファームにいることを申し訳なさそうに語る。

 「そういえば、おじいちゃんにプレゼントとかしたことないなあ。したら喜んでくれるかな」

 そう言って瞳を輝かせた。おじいちゃんが一番喜んでくれるプレゼントは1軍での活躍だってこと、もちろん斎藤投手はわかっている。