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【虎のソナタ】「まさか」が現実に…メッセ悲しいラスト

【虎のソナタ】

「まさか」が現実に…メッセ悲しいラスト

特集:
虎のソナタ
同じ「ランディ」のバースも最後はドタバタでお別れ。メッセンジャーもまた…

同じ「ランディ」のバースも最後はドタバタでお別れ。メッセンジャーもまた…【拡大】

 史上最強の助っ人の最終盤と同じです。

 甲子園球場の試合前の練習中に、一塁側ファウルグラウンドに設置されるバント練習用の投球マシンは、昔はバックネットを背にして、アルプス席の方に向かって設置されていました。

 このマシンが“逆向き”になったのは、1987年の夏。理由は、あのバースが練習中に唐突にキレて、大暴れしたからです。

 カッキ~ン!!

 コツン、コツンとバント打球を転がすはずのその投球マシンに対峙したバースが、いきなりフルスイングの“打撃練習”を始めました。打球は、至近距離の一塁側ベンチで取材している報道陣や、フリー打撃をしている仲間の選手にも向かってライナーで飛んでいきます。

 「やめんか、ランディ!! あぶない!!」

 チームメートが声を挙げても止まりません。一塁側ベンチ横の低い防御ネットを直撃し、あわてて報道陣が避難。その様子を「ヒャ~ハッハッハ」と奇声を発して喜びながら、さらにフルスイングを繰り返して。翌日から投球マシンは逆向きに設置され、選手は外野に向かってバント打球を転がすようになりました。

 あの年のバースは1985、86年の2年連続三冠王から成績が低迷。打率・320、37本塁打、79打点に終わり、毎日イライラしていました。オフに吉田監督の采配を批判して球団から罰金を科せられたりもしています。そして翌年には、長男の病気治療を巡って球団との対立も起き、シーズン途中の6月に退団。

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