2019.9.14 08:00

【若松勉 芯打ち登場】巨人・山口、自由自在の投球

【若松勉 芯打ち登場】

巨人・山口、自由自在の投球

先発の巨人・山口=東京ドーム(撮影・荒木孝雄)

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 (セ・リーグ、巨人5-1広島、24回戦、広島13勝10敗1分、13日、東京D)山口は投げたいボールを、投げたいコースへ、思い通りに決めていた。まさに自由自在というピッチングだった。

 特にフォークボール。カウントが悪いときにはストライクを取れるし、追い込んだら低めで三振を取れる。使い方が絶妙だった。

 今季は、リリースポイントで最も力が伝わるところを求め、オーバーハンドからサイド気味に変えている。そのせいか、球威はもちろんのこと、コントロールもよくなった。効果は絶大ということだろう。

 打線は四回までに3点を挙げながら、9残塁。あと一本が出ず、試合を決めきれずにいた。昨年までの広島戦なら、追いつかれ、ひっくり返されても、おかしくはない展開。そこで踏ん張り、優勝を引き寄せる力投をしただけに、価値は高い。

 最近5試合は、長くても七回途中までだった。その壁を破り、この日は八回途中まで。完投も十分いけそうなペースだった。クライマックスシリーズと日本シリーズを見据えた上でも、チームにとって心強い復調だ。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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