2019.9.12 05:04(1/3ページ)

代打・鳥谷の一撃で燕にトドメ!阪神、自力CS一夜で復活

代打・鳥谷の一撃で燕にトドメ!阪神、自力CS一夜で復活

八回、適時二塁打で今季初打点を挙げた鳥谷。雨中の虎党に雄姿を届けた(撮影・宮沢宗士郎)

八回、適時二塁打で今季初打点を挙げた鳥谷。雨中の虎党に雄姿を届けた(撮影・宮沢宗士郎)【拡大】

 (セ・リーグ、阪神10-3ヤクルト、22回戦、阪神13勝7敗2分、11日、甲子園)虎党に最高のごほうびや! 今季限りでの退団を表明している阪神・鳥谷敬内野手(38)が待望の今季初打点をあげた。八回に代打登場し、左翼フェンス直撃の適時二塁打。ヤクルトに快勝し、自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が復活。雨天で試合開始が1時間7分も遅れたけれど、試合ができてよかった!

 翼は折れていない。悲鳴にも似た虎党の声が、一身に降り注がれた。すべてを受け止め放った白球は、雨を切り裂き羽ばたいていった。左翼フェンスを直撃する。一走梅野が本塁へ滑り込む。「8・29」に引退勧告を受けて以降初の安打を、甲子園で見せつけた。

 「ファンの声援に応えられてよかった。追い込まれていたので、良いところに飛んでくれた」

 試合開始を1時間7分遅らせた雨粒は、鳴り物が禁止となった午後10時を過ぎてもまだ、甲子園にまとわりついていた。勝利はすでに確実でも、どれだけ濡れても、ファンはまだ帰れなかった。1人の男を待っていた。

 8-3となった八回1死一塁でコールされると、360度から「ウォー!!」と地鳴りが起きた。顔色一つ変えずに投手と向き合った。これまでと違ったのは打球の鋭さだった。かつて何度も見せてきた、逆方向へスーッと伸びる打球。今季130試合目、鳥谷自身94打席目で初打点となる適時二塁打が飛び出した。長打は5月31日の広島戦(マツダ)での右翼線二塁打以来。安打は8月25日のヤクルト戦(神宮)以来8打席ぶりで“あの日”以降では初-。3位広島が中日に敗れ、自力CSもわずか1日で復活させた。

【続きを読む】

  • 出番を待つ鳥谷にシャッター音が降り注いだ
  • 阪神・鳥谷の退団表明後アットバット