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ヤクルト・山田哲、本塁打量産の秘密はフライを打つ能力&引っ張る能力

ヤクルト・山田哲、本塁打量産の秘密はフライを打つ能力&引っ張る能力

特集:
山田哲人
細身の体で本塁打を量産する山田哲。その秘密は…。写真は8月14日のDeNA戦で30号3ランを放ったシーン

細身の体で本塁打を量産する山田哲。その秘密は…。写真は8月14日のDeNA戦で30号3ランを放ったシーン【拡大】

 ヤクルト・山田哲人内野手(27)が4日の広島戦(神宮)で放ったサヨナラ満塁弾で、通算200号本塁打に到達した。史上5番目の若さで、2014年以降に放った196本塁打は、外国人選手を含めても最多。180センチ、76キロの細身の体で、なぜここまで本塁打を量産できるのか-。野球のデータ分析を専門に行っているDELTA社のアナリスト・大南淳氏が検証した。(取材構成・横山尚杜)

 一般にスラッガーを連想させる体格とは、かけ離れているといっていい。180センチ、76キロの細身。それでも山田哲は2014年以降の6年間で、12球団で最多の本塁打(196本)を放っている。今季も33本塁打で、9日時点でリーグ3位。27歳1カ月と史上5番目の若さで200号に到達した男の能力を、DELTA社のアナリスト・大南氏が分析した。

 「山田選手が本塁打を打てる要因として、フライを打つ能力が非常に高いことが挙げられます。強烈な打球を放っても、ゴロや低いライナーでは本塁打になることはありません。打球に角度をつける技術はホームランバッターに欠かせない要素です」

 今季、山田哲のフライ率は12球団3位の59・1%(7日現在)。しかし、ただ打ち上げるだけでは本塁打は増えない。

 「球場は中堅より両翼が狭い。フライを“引っ張り方向”、右打ちの山田選手の場合は左方向に持っていくことで、本塁打の確率は高くなります。逆方向より、引っ張る方が飛距離が出やすいのはイメージの通りです」

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