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矢野阪神、CSへ「総力戦」タクトで“自滅”…早打ち指令もジョンソン術中

矢野阪神、CSへ「総力戦」タクトで“自滅”…早打ち指令もジョンソン術中

ベンチで渋い表情の矢野監督(左は清水ヘッド、右は福原投手コーチ)。攻めの采配が空転…(撮影・門井聡)

ベンチで渋い表情の矢野監督(左は清水ヘッド、右は福原投手コーチ)。攻めの采配が空転…(撮影・門井聡)【拡大】

 (セ・リーグ、広島3-2阪神、24回戦、12勝12敗、8日、マツダ)前のめりで、動きに動いて攻めのタクトを振った。だが、見透かされて逆手に取られ、矢野虎が“自滅”だ。クライマックスシリーズ(CS)進出へ必勝を期した3位広島との直接対決3戦目。痛恨の黒星で負け越し、再び「3・5差」に後退だ。1点差まで迫っただけに、指揮官は第一声から言葉に詰まった。

 「うーん…」

 うなずきはしたが、次の質問まで言葉が出てこない。今季ずっと求め続けてきた「あと一本」がこの日も足らず-。「まあね(広島先発のジョンソンも)すごい調子が良いという感じには見えなかったけど。だから、早い回で何とか1点でも取りたかった」。

 一回は2死一、二塁で二走の近本がけん制死。二回も2死一、二塁としたが投手の岩貞に回されチャンスを逸した。その後はもう、ジョンソンの“意のまま”だった。

 3日のヤクルト戦(神宮)でのナイター登板(8回111球)から実質“中3・5日”の助っ人左腕は、試合前まで「18イニング連続無失点中」だった。浜中打撃コーチは「追い込まれたら率が悪くなる。『こちらか打ちにいかないと』と試合前から話していた」という。結果的に、この早打ちが災いした。

 三回は1~3番が3球ずつの9球で三者凡退。わずか76球で6回を0封した34歳に「阪神打線がどんどん振ってくれたので、守備陣に頑張ってもらおうと思って投げた」とまんまと利用された。大事な一戦で、バットも気持ちも空回りした。

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  • 三回は木浪が左飛
  • 近本が投ゴロ
  • 福留が遊ゴロで9球で終了
  • メンバー表を交換する阪神・矢野監督と広島・緒方監督=マツダスタジアム(撮影・加藤孝規)
  • 5回、広島・松山に適時打を打たれ肩を落とす阪神・ドリス=マツダスタジアム(撮影・山田喜貴)
  • 8回、阪神・マルテは左適時二塁打を放つ=マツダスタジアム(撮影・加藤孝規)
  • 8回、阪神・糸原は中越え適時二塁打を放つ=マツダスタジアム(撮影・加藤孝規)
  • 1回先発の阪神・岩貞=マツダスタジアム(撮影・加藤孝規)
  • 1回、セーフティバントを決める阪神・近本=マツダスタジアム(撮影・門井聡)
  • 5回、安打を放つ阪神・木浪=マツダスタジアム(撮影・山田喜貴)