2019.8.29 05:03

阪神・鳥谷、代打登場大歓声のちタメ息…将「あそこは鳥谷で勝負したいと思った」

阪神・鳥谷、代打登場大歓声のちタメ息…将「あそこは鳥谷で勝負したいと思った」

七回、代打登場も二ゴロに倒れた鳥谷。チャンスで結果を出せない(撮影・宮沢宗士郎)

七回、代打登場も二ゴロに倒れた鳥谷。チャンスで結果を出せない(撮影・宮沢宗士郎)【拡大】

 (セ・リーグ、阪神0-1中日、21回戦、中日13勝7敗1分、28日、甲子園)“時の人”の登場に甲子園のボルテージは最高潮に達した。いまだ打点も本塁打もゼロ。でも、ドラマの主役になることを誰もが願っていた。鈍い打球音が響き、力のない二ゴロ。一瞬にして、ため息へと変わった。

 「狙い球というよりも、ストライク(ゾーン)にきたら打っていこうと思っていたんですが…」

 汚名返上できる舞台は整っていた。1点を追う七回。相手も小笠原から藤嶋に代わっていた。2死から大山が中前打で出塁し、代打・高山も左中間二塁打でつなぐ。二、三塁。選択肢として原口もいたが、矢野監督が、切り札として選んだのは鳥谷だった。

 「俺はもう、あそこは総合的に、すべてのことを含んで鳥谷で勝負したいと思っただけ。すべての、状態もいろんなことを含めて、それがいいと判断したので勝負しました」

 矢野監督は説明した。すべて代打で登場した8月の11打席(試合前まで)で打率・444(9打数4安打)と状態を上げていたが、5年契約最終年で去就が注目される男の力、意地を信じたいという部分もあったはずだ。だが、カウント1-1からの3球目、外角低めの変化球をとらえられず…。今季は得点圏で40打席連続適時打なしだ。

 鳥谷は25日のヤクルト戦(神宮)後、「神宮というか、自分も最後かもしれないので、いい打席だったと思います」と発言し、去就問題に発展。前日27日には自分の進退について「どうするかは僕の自由ですからね」と話していた。

 来季も健在を示したかったが…。次こそ-。万雷の拍手で迎えてくれた虎党の期待に応えたい。 (織原祥平)

好機で凡退した鳥谷について阪神・清水ヘッドコーチ「打つ、打たないで、何もいうことはない。監督が鳥谷に期待してあそこで使っているわけだから、こちらは何も言うことはない」

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