2019.8.25 13:00

【球界ここだけの話(1720)】激震が走ったバティスタ問題 プラネタリウムの上映が中止に

【球界ここだけの話(1720)】

激震が走ったバティスタ問題 プラネタリウムの上映が中止に

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
広島・バティスタ

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 今月17日に、日本野球機構のドーピング検査で陽性反応が出たとして出場選手登録を抹消された広島のサビエル・バティスタ外野手(27)の問題で、波紋が広がっている。広島市のこども文化科学館では、同選手が出演しているプラネタリウム「太陽系シリーズを制覇せよ!」の上映が中止となった。

 同館の担当者は「当日の朝、球団から連絡をいただきました。中止はやり過ぎではないかという意見もあったのですが、教育の場ということで、中止という判断になりました」と肩を落とした。

 マツダスタジアムに通じるカープロードの大型パネルは撤去され、グッズショップや公式通販サイトからも背番号「95」のユニホームなどの商品が姿を消した。ドミニカ共和国のカープアカデミー出身で、抹消時点でチーム最多の26本塁打をマークしていた人気者だっただけに、その影響は計り知れない。

 現在は自宅謹慎中で近日中に正式に処分が決まる。過去6人の事例で比較的軽い処分だったのが、2011年の中日・井端弘和氏で、医療目的が主因(目の疾患の治療薬に禁止薬物の成分が含まれていた)としてけん責処分。重いのはことし6月のオリックスのジョーイ・メネセス内野手=契約解除=らで、筋肉増強剤が検出され、1年間の出場停止処分、そのまま契約解除となった。

 ドーピング検査で禁止物質が検出されれば、選手の意志に関わらず違反となる。春先に花粉症に悩まされる若手選手は「市販の薬は飲めないです。(ドーピングに)引っかかるかもわからないので」。別の中堅選手は「シーズン中は口に入れるものに気を使いますね。特に海外のものは何が入っているか、わからない。病院に行くときは禁止物質が記載されている手帳を持ち歩いています」と対策の一端を語る。

 球団も選手に市販の薬や成分表記が不正確な海外製のサプリメントを使用しないように呼びかけ、チーム内では禁止物質の入っていない薬やサプリメントを常備するなどして対策しているが、問題が起きてしまった。セ・リーグ4連覇を狙うカープに激震が走ったバティスタ問題。どのような形で収束するのか、注目される。(柏村翔)