打率1割台のソラーテ。陽気な男にも、険しい表情が目立っていた【拡大】
「セクシータイム」が出場20試合で…。阪神のヤンハービス・ソラーテ内野手(32)が19日、出場選手登録を外れた。7月に加入後、いきなり華々しいスタートを切ったが、その後は打率・188、4本塁打、9打点と低空飛行。借金7、4位からの巻き返しを狙う最終盤で、“切り札”がわずか1カ月で抹消に。代わりにラファエル・ドリス投手(31)が昇格する予定だ。
えっ、もう…!? 午後3時発表のNPB公示。登録抹消の欄に虎に途中加入したばかりのソラーテの名前があった。衝撃デビューからわずか1カ月。「セクシータイム」のニックネームと陽気なキャラクターで、明るい話題も提供してきた新戦力が、わずか20試合出場で2軍降格となった。
「結果はなかなか出ていませんが、前を向いて、頭を下げることなくやっていきたい」
途中出場した前日18日の巨人戦(東京ドーム)の後、20日からのDeNA戦(京セラ)に向けて気合を入れ直していたが…。無念の鳴尾浜行きが決定した。
ド派手デビューに誰もが胸を躍らせた。打線低迷の起爆剤として、7月22日の入団会見から、たった4日で昇格。1軍デビューとなった同26日の巨人戦(東京ドーム)では初安打が決勝2ランという離れ業をやってのけ、30日の中日戦(甲子園)では逆転サヨナラ弾を含む2本塁打を放った。メジャー通算75本塁打、605安打の看板に偽りなし-。逆転Vへの救世主と期待された。