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【虎のソナタ】「来たことがない道」歩んでみたい

【虎のソナタ】

「来たことがない道」歩んでみたい

特集:
虎のソナタ
投手練習に参加した高橋遥(奥)。近い将来、球界を代表するようなエースになって欲しい-

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 ことしもまた、いつか来た道…。

 といっても、北の大地でおなじみの、私が大好きなお菓子のことではない。昔に大ヒットした映画のタイトルでもない。阪神タイガースの「いつか来た道」といえば、8月大失速のこと。

 3位浮上へ生き残りを賭けて挑んだ東京ドームで巨人に3連敗。8月中旬以降に巨人にコテンパンに叩きのめされるシーズンの多いこと。「やっぱりことしもダメなのか」と悲しくなっている、今の日々こそが「いつか来た道」なんです。

 遠い昔は、高校野球のために甲子園球場が使用できず、ビジターが続いて負けが込み、アッと言う間に順位が下がっていく恒例行事に「またか」と感じたもの。最近は移動の事情も、ホテルの事情も夢のように良くなり、ドーム球場が使用できる「天国のロード」のはずなのに、なぜか成績だけは同じように「いつか来た道」を歩んでいる。

 「去年まではサッカー担当で、部外者としてタイガースがまた負けだしたなあと思いながら見てたんです。でも、実際に体験したら、想像以上にキツイですね」

 阪神キャップ大石豊佳は、記者生活でかつて味わったことのない、暗く重苦しいムードに打ちのめされそうになりながら、試合のない日のネタ探しに奔走していた。

 虎番1年生・織原祥平は前日18日、G3連敗直後のナイン全員が異様に暗くなった中での取材に驚き、落ち込み、大阪へ戻る新幹線車中でスマホをいじりながら意外なものを発見した。

 「西さんがSNSに、ガンバ大阪の吹田スタジアムでサッカー観戦している写真をアップしていたんです。試合前の練習時は東京ドームにいたのに、エッ、どうして? とビックリしました」

 17日に先発した西は、18日の練習を終えると帰阪。その足でガンバの応援に向かったらしい。

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