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【俺のアオハル甲子園】阪神・北條、夢叶ったバックスクリーン弾「甲子園で絶対打ちたい」

【俺のアオハル甲子園】

阪神・北條、夢叶ったバックスクリーン弾「甲子園で絶対打ちたい」

3年夏の大会2回戦の遊学館戦でバックスクリーンに本塁打を放った北條

3年夏の大会2回戦の遊学館戦でバックスクリーンに本塁打を放った北條【拡大】

 令和初の甲子園、第101回全国高校野球選手権大会は20日、準決勝が行われる。サンスポでは甲子園球場誕生95周年を記念し、プロ野球選手が聖地の思い出を語る特別企画「俺のアオハル甲子園」を全4回で連載。最終回は2012年夏に大会歴代3位タイとなる4本塁打を記録し、光星学院(現・八戸学院光星)を3季連続の準優勝へ導いた阪神・北條史也内野手(25)に聞いた。 (取材・構成=織原祥平)

 北條は3年春の選抜大会決勝で大阪桐蔭に敗れたが、自身は20打数9安打(打率・450)、11打点と活躍。それでも「一番記憶に残っている」のは、意外にも決勝での一つの走塁だった。

 「自分の走塁ミスを一番覚えています。僕が三塁ランナーで、右中間へのライナー性の打球を抜けたと思って、タッチアップの体勢をとらなくて。捕られてからあわてて(三塁に)戻ったんですけど(ホームに)いけなくて。僕の走塁ミスで流れが変わったと思いますし、それがなかったら(その時点で)1点差になったので、一番覚えています」

 あと一歩のところで優勝を逃し、練習に対する意識も変わったという。

 「春負けて、そこから夏まではもう一回甲子園で(野球したい)という気持ちで。僕はそれまで甲子園でホームランを打ったことがなかったので、なんとしてもホームランだけは打ちたいなという思いで練習していました。春はフェンス直撃の惜しい当たりは3本くらいあったんですが、もうひと越えがなかったので、体重を増やすためにご飯いっぱい食べたり、自主的にウエートしたり、素振りしたりしていましたね」

 4カ月後に青森大会を制し、再び夏の甲子園出場を決めた。

 「負けたら終わりなので、1試合でも長くみんなと野球がしたいという気持ちと、甲子園でホームランを絶対に打ちたいという気持ちで臨んでいました」

 2回戦の遊学館戦。九回にバックスクリーンへ甲子園初本塁打となる2ランを放った。

 「それが一番うれしかったですね。センター(方向)にホームランを打ったことが高校時代あまりなかったので、甲子園でセンターにほうり込めたというのが良かったです。ガッツポーズ禁止みたいな感じだったんですが、出そうになるくらいうれしかったです」

 3回戦の神村学園戦で一回に左越え本塁打。準決勝の東海大甲府戦では2本塁打を放ち、歴代3位タイの大会4本塁打を記録した。

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  • 甲子園での初の一発。思わず右手を突き上げそうになった
  • 3年夏の決勝、大阪桐蔭戦の七回、藤浪のスライダーに空振り三振に倒れる北條。4打数無安打に抑えられた