2019.8.18 08:00

【土井正博の豪傑球論】見逃しすぎ阪神打線、「投手カウント」作るな

【土井正博の豪傑球論】

見逃しすぎ阪神打線、「投手カウント」作るな

 (セ・リーグ、巨人4-2阪神、18回戦、巨人12勝6敗、17日、東京D)一回表の攻撃がすべてだった。立ち上がり、近本のバント安打と盗塁で揺さぶって、巨人先発・高橋は極めて不安定。そこで一気に打ち崩せない阪神打線は、あまりにも寂しい。特に北條、マルテの見逃し三振は愚の骨頂。際どいコースでも振っていかないと。空振り三振なら誰も責めない。

 阪神打線の傾向として、ストライクの見逃しが目立つ。たとえば一回も6人中、初球ストライクを見逃したケースが3人いた。投手vs打者を考えた場合、どちらが有利なカウントに持ち込むかで、勝敗の大部分は決まる。

 ところが、北條や大山はすぐにストライク先行の「投手カウント」になってしまう。すると追い込んでボール気味にも投げやすくなる。初球から振っていく姿勢が伝わって来ないから、投手は簡単にストライクを投げられる状況に。振ってくる姿勢が相手に伝われば、ボールから入る。「打者カウント」になれば、ストライクを投げざるを得なくなり、どうしても甘く入る。そこを仕留めればいい。

 福留らは、経験から「打者カウント」に持っていく術を知っている。阪神の選手たちはベンチから、学んでほしい。本来はシーズン中に勉強といっていたら手遅れなのだが、できていない以上、勉強するしかない。そして練習するしかない。(サンケイスポーツ専属評論家)

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