2019.8.16 08:00

【デーブ解析料理】テッパンの「勝ち方」の確率を上げよ

【デーブ解析料理】

テッパンの「勝ち方」の確率を上げよ

3回、先制本塁打の甲斐(右)をベンチで迎えるソフトバンク・工藤監督(左)=楽天生命パーク(撮影・土谷創造)

3回、先制本塁打の甲斐(右)をベンチで迎えるソフトバンク・工藤監督(左)=楽天生命パーク(撮影・土谷創造)【拡大】

 (パ・リーグ、楽天4x-3ソフトバンク=延長十一回、20回戦、10勝10敗、15日、楽天生命)プロ野球の鉄則、それは8、9、10月を制するチームがペナントレースを制すということだ。後半戦に強いとはつまり、選手にもチームにも『体力』があるということ。球団の方針として徹底的に鍛えて練習させるソフトバンクはその王道だ。

 中村晃、福田、川島ら離脱組が戻り、柳田も復帰間近。この日の先発の二保はトミー・ジョン手術から復活した。選手生命を左右する大きな故障から第一線に戻れるスピード感、体の強さも球団の特長。ドラフト段階から、練習量をこなしても潰れない選手を探し、1位だろうと育成だろうと遠慮なく鍛え上げる姿勢はここにも現れている。

 厳しい練習を当然にしてきた選手は、打てなければ悔しいし負ければ悔しい。求めるものが高いソフトバンクはもはや、負ける方がおかしいといえるほどだ。さて、選手層が厚く「勝ち方」のバリエーションも豊富なソフトバンクに、楽天、西武はどう対抗するのか。

 投手陣が安定している楽天は、この日のように粘り、少ないチャンスを確実に得点に結びつける。西武は猛打で圧倒する道だろう。おのおののチームのテッパンの「勝ち方」の確率を上げること。王道の強さを誇るソフトバンクを圧するのは並大抵のことではない。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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