2019.8.15 08:00

【黒田正宏 軍師の断】早い仕掛けに感じた阪神・矢野監督の“変わり身”

【黒田正宏 軍師の断】

早い仕掛けに感じた阪神・矢野監督の“変わり身”

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黒田正宏 軍師の断

 (セ・リーグ、中日3-6阪神、20回戦、中日12勝7敗1分、14日、ナゴヤD)逆転の6連打を呼んだのは矢野監督の積極的な仕掛けだ。五回2死から代打・木浪を送った。四回まで3失点の秋山を、もう少し投げさせるものだと思っていたし、2死無走者だから、今までのさい配なら秋山を打席に立たせて続投だったのではないか。

 どちらかといえば仕掛けはゲーム後半になってからが矢野さい配。早い仕掛けは“変わり身”を感じるし、今後もどんどん仕掛けて欲しい。

 ただ、反省点もある。一回無死二塁から北條が走者を進められなかった。一、二塁のバントはライン際を狙う必要があるが、走者二塁からのバントは難易度は比較的低く、少し強めに三塁方向へ転がせばいい。北條はコースを狙いすぎ。ファウルが続いて、ヒッティングになり、今度は外角球を大きなスイングで空振り。右方向だけを意識していれば、十分に進塁打が打てた状況だった。

 前日は12回無得点。空気を変えるためにも何が何でも点を取らなければいけないチャンスだった。「点を取れない」ではなく、自滅で「点を取っていない」攻撃だった。今後に生きる失敗にしてほしい。(サンケイスポーツ専属評論家)

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