2019.8.13 13:00

【球界ここだけの話(1708)】大谷を現地で観戦した被災地の少年たち

【球界ここだけの話(1708)】

大谷を現地で観戦した被災地の少年たち

特集:
大谷翔平
サンスポ記者の球界ここだけの話
NPO法人ハンズオン東京が主催し、エンゼルス・大谷翔平投手と記念撮影をする熊本と宮城からの中学生たち

NPO法人ハンズオン東京が主催し、エンゼルス・大谷翔平投手と記念撮影をする熊本と宮城からの中学生たち【拡大】

 NPO法人の「ハンズオン東京」が熊本県と宮城県石巻市の中学生17人(熊本8人、石巻9人)を率いて、2011年の東日本大震災、16年の熊本地震の「復興支援ベースボールプロジェクト」として、7月28日から8月2日まで米カリフォルニア州を訪れた。「震災を忘れない」、「若い世代のリーダーシップ育成」をテーマに活動。4年目の今回は、初めて海外での活動を敢行し、国際経験の機会を提供した。

 当地では、7月29日に地元の中学生チームと交流試合を硬式球で行った。日本チームの中には、中学では軟式野球部に所属しているため、硬式球でプレーが初めての選手もいたが、積極的にチャレンジ。一方で7月30日は、現地の中学生と混成で2チームを作り、軟式球で7イニング制の試合を行った。英語が流ちょうではなくても、野球という共通言語ですぐに打ち解け、コミュニケーションをしたという。

 その後は、エンゼルスタジアムで大谷翔平投手(25)の練習をフィールド内で見学し、記念撮影。大谷が「3番・DH」で出場したタイガース戦を観戦した。中学生たちは、メジャーリーガーたちの迫力に大興奮だった。

 宮城・石巻市立蛇田中の森山聖信君(15)は、間近で聞く大谷の打球音と大きな放物線を見つめ「すごいの一言しかないです。(打球の)飛距離がすごい」と目を輝かせた。熊本北部リトルシニアの庄野琳乃介君(15)は「大谷選手に近づけるようにプロ野球で活躍したい」と夢を膨らませた。

 ハンズオン東京のプロジェクト・マネジャーを務める保積菜穂さんは「多くのスポンサーさまの支援のおかげで、こうした取り組みが実現しています」と感謝。「子供たちには、短い期間ですが、この素晴らしい経験で多くを学んでほしい。これからさまざまな選択、決断をするときにこの経験がいい影響を与えてほしい」と願った。

 中学生時代のひと夏。異国の地で刺激を受け、感化されたことは間違いない。(山田結軌)

 ★ハンズオン東京、ホームページ

http://www.handsontokyo.org/