2019.8.2 08:00

【八木裕 神眼スコープ】阪神・藤浪よ、もう自分と戦うな

【八木裕 神眼スコープ】

阪神・藤浪よ、もう自分と戦うな

特集:
八木裕 神眼スコープ
藤浪晋太郎
5回、降板を告げられ肩を落とす阪神・藤浪=甲子園球場(撮影・山田喜貴)

5回、降板を告げられ肩を落とす阪神・藤浪=甲子園球場(撮影・山田喜貴)【拡大】

 (セ・リーグ、阪神3-2中日、17回戦、中日11勝6敗、1日、甲子園)藤浪は五回途中で4安打1失点だった。が、その一方で8四死球。今季初登板の緊張もあっただろうし、プレッシャーも感じていただろうが、力を発揮できたとは思えない。常に塁上を賑わせた投球は決して褒められた内容ではない。

 五回、阿部を歩かせた時点での交代も、矢野監督が正解。あのまま投げていたらズルズル失点した可能性は大きい。この投球を見て、技術的に特に言うべき事もない。

 ただ、「次」を考えるためにもこの試合をしっかり心に刻んでほしい。1つアウトを取ったときのあの大声援。一回をゼロに抑えたときの声援。交代を告げられベンチに戻るときの声援。こんな声援をもらえる選手は、そうはいない。みんなが応援してくれたことを絶対に忘れてはいけない。

 抹消されるということなので、しばらくファーム調整となる。いろいろ考えることだろう。その際に、もう自分と戦わなくていい。ファンの後押しがあったこと、待っていてくれたことを感じながら練習すればいい。そうすれば、この試合が財産となる。前向きに。必ずいい結果がついてくるはずだ。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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