2019.7.28 10:13

張本氏、大船渡・佐々木は絶対投げさせるべき「けが怖がるならやめたほうがいい」

張本氏、大船渡・佐々木は絶対投げさせるべき「けが怖がるならやめたほうがいい」

取材に応じる大船渡・佐々木=岩手県営野球場(撮影・山田俊介)

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 野球評論家の張本勲氏(79)が28日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・0)の名物コーナー「週刊・御意見番」に生出演。25日に行われた第101回全国高校野球選手権大会への出場を懸けた岩手大会決勝で、大船渡・国保陽平監督(32)が佐々木朗希投手(3年)を起用せず、敗退したことに苦言を呈した。

 高校生史上最速の163キロ右腕、佐々木は前日24日の準決勝(対一関工)は「4番・投手」で先発し、9回2安打、129球で完投。誰もが決勝戦の快投を期待していたが、メンバー表に佐々木の名前はなかった。35年ぶりの甲子園出場を懸けた一戦だったが、試合は花巻東に2-12で敗れ、甲子園目前で“令和の怪物”が姿を消した。国保監督は「3年間で一番壊れる可能性があると思った。故障を防ぐため。私が判断した」と苦渋の決断を下した理由を説明したが、起用法をめぐって賛否両論が巻き起こっている。

 張本氏は「最近のスポーツ界で私はこれが一番残念だと思いましたよ。32歳の監督で若いから非常に苦労したと思いますがね、絶対に投げさせるべきなんですよ」とピシャリ。佐々木が準決勝までの4試合で計435球を投げていることを挙げ、「昨年ね、吉田輝星が800球くらい投げてるんですよ、予選からずっと一人で。“宝”とか“宝石”って誰が決めるの? これぐらいの選手でね、ものすごい素質があります。ダメになった選手はいくらでもいるんだから。監督と佐々木くんのチームじゃないから。ナインはどうします? 1年生から3年生まで必死に練習してね、やっぱり甲子園が夢なんですよ」と声を大にした。

 国保監督は「故障を防ぐため」に登板を回避したとしているが、「けがを怖がったんじゃ、スポーツやめたほうがいいよ。みんな宿命なんだから、スポーツ選手は」と張本氏。さらに「(佐々木の)将来を考えたら投げさせたほうがいいに決まってるじゃない。苦しいときの投球を体で覚えてね、それから大成したピッチャーはいくらでもいるんだから。楽させちゃダメですよ。スポーツ選手は」とげきを飛ばした。