2019.7.26 08:00

【小早川毅彦のベースボールカルテ】助っ人不振の’19、来季は総替え!?

【小早川毅彦のベースボールカルテ】

助っ人不振の’19、来季は総替え!?

特集:
小早川毅彦のベースボールカルテ
入団会見に臨む阪神・ソラーテ=甲子園球場(撮影・松永渉平)

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 得点力不足に悩む阪神が打線強化のため、前マーリンズ傘下3Aのソラーテを獲得した。メジャー時代の印象ではブルブルと振り回すタイプではないので、日本向きかもしれない。

 巨人は中継ぎとして右腕のデラロサ、DeNAは左腕のソリスを補強した。ファームにいる選手よりはましだが、今のところ、“救世主”にはほど遠い。

 今季のタイトル争いをみると、打撃、投手ともに主要3部門はいずれも日本選手がトップに立っている。日本人として喜ばしいことだが、裏を返せば、今季の外国人選手は低調ということだ。

 ここまで合格点をつけられるのはグラシアル、デスパイネのソフトバンク勢と、レアード(ロッテ)くらい。来日1年目の選手では、ブラッシュ(楽天)が前半戦に打線を引っ張ったが、後半戦は目立たなくなった。

 特に投手はひどい。24日に来日5年目のジョンソン(広島)が1安打完封と今季最高の投球をみせたが、ボールの判定にイライラして、急に崩れる試合が多い。これはジョンソンだけでなく、日本でプレーする外国人投手に多くみられる特徴。自分の調子が悪いのを球審のせいにして、いつまで同じことを繰り返すのかとあきれてしまう。打者が相手ではなく、球審と勝負するのは“末期的症状”だ。

 調子が悪いから文句を言うのか、文句を言うから判定が厳しくなるのかわからない。いずれにしても、今季の低調ぶりからは多くの外国人選手が日本で最後のシーズンになり、来季は総替えという球団もあるだろう。

 ソフトバンクは、昨年のメジャーのドラフトで1位指名を受けたスチュアートを入団させた。本場・米国の有望株が興味を持ってくれるほど、日本がマーケットとして見直されたということだ。チームを強くするには外国人選手の力は必要で、どの球団も来季こそ、いい選手を獲得してくれることを期待したい。(サンケイスポーツ専属評論家)