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大船渡・佐々木、6回13Kノーヒッター!フィリーズ大慈彌スカウト「サイ・ヤング賞取れる」/岩手

大船渡・佐々木、6回13Kノーヒッター!フィリーズ大慈彌スカウト「サイ・ヤング賞取れる」/岩手

大船渡先発の佐々木朗希投手 =花巻球場(撮影・土谷創造)

大船渡先発の佐々木朗希投手 =花巻球場(撮影・土谷創造)【拡大】

 球場には徹夜組も含めて、5000人近くの観客が集まり、佐々木が繰り出す一球一球に歓声が沸くほど。入りきれなかったファンのために三回表からは外野スタンドも開放された。

 熱気ムンムンなのは高校野球ファンだけではない。バックネット裏に日米13球団、27人の球団幹部やスカウトが大挙した。佐々木の投球をフィリーズ・大慈彌スカウトは「向こう(メジャー)で活躍するのを見てみたい。サイ・ヤング賞を取れる」と太鼓判。ヤクルト・斉藤スカウトも「本気で投げたストレートはプロの打者でも簡単には前に飛ばないと思う」と舌を巻いた。

 4月の高校日本代表候補1次合宿で163キロをマークした17歳だが、まだまだ伸びしろはある。猪川小時代は指導者の方針で投手メニューは行わず、野手と同じメニューを組まれた。肩の消耗を減らすためブルペン投球や遠投も行わず、基本練習を繰り返した。

 身長が20センチ以上も伸びた大船渡一中時代は股関節痛などで、満足な投げ込みができず、黙々と下半身強化に励んだ。高校でも国保監督の方針で過度な投げ込みは行わず、体幹を強化した。骨密度検査なども受け「まだ大人の骨ではない」と全力投球を控えたこともあった。将来を嘱望される大型右腕は、これまで出会った指導者たちから大切に育てられてきた。

 高校を卒業し、プロの舞台でハイレベルなトレーニングを積めば、2016年に当時日本ハムの大谷がマークした日本最速記録(165キロ)の更新も夢ではない。

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  • ついに佐々木が本気モードだ。マウンドでは自信満々に人差し指を突き上げた(撮影・土谷創造)
  • バックネット裏には日米13球団のスカウト陣が大挙。西武・渡辺GM(右)らが佐々木の投球を見守った
  • 一戸戦に先発し、6回を無安打無得点に抑えた大船渡・佐々木=花巻球場
  • 6回無安打無得点で一戸に勝利し、ガッツポーズする大船渡・佐々木=花巻球場
  • 大船渡・佐々木朗希の今夏の登板成績
  • 先発の大船渡・佐々木朗希投手=花巻球場(撮影・土谷創造)
  • 大船渡高の佐々木朗希投手が二回に155キロを計測=花巻球場(撮影・土谷創造)
  • 6回参考で無安打無得点を記録し、記者に囲まれる大船渡・佐々木=花巻球場