2019.7.17 05:04

松坂が復活5回2失点!粘投報われた竜サヨナラ6連勝

松坂が復活5回2失点!粘投報われた竜サヨナラ6連勝

苦しみながらも5回2失点。松坂の粘りが、劇勝を呼んだ(撮影・甘利慈)

苦しみながらも5回2失点。松坂の粘りが、劇勝を呼んだ(撮影・甘利慈)【拡大】

 (セ・リーグ、中日3x-2阪神、13回戦、中日9勝4敗、16日、ナゴヤD)もうけがはしたくない-。勝利のハイタッチは左手だった。右肩炎症から復活した中日・松坂が今季初登板先発で5回91球を投げ、4安打2失点。チームを今季2度目のサヨナラ勝ち&最長の6連勝へ導く粘投で、3位タイへ押し上げた。

 「(初登板で)力んだのかなと。長いイニングを投げることができず、中継ぎ陣に負担をかけて申し訳ない」

 笑顔はなかった。昨年9月13日の阪神戦(甲子園)以来の1軍マウンドで、背番号が「18」に変更されてからは初めて。その緊張からか、自身が描いていた投球とは、ほど遠い内容だった。

 一回、先頭のD1位・近本に中前打。すかさず二盗されて「足の速い走者が出ると、めんどくさいですね」と頭をかいた。無死一、三塁から糸井に中犠飛。あっさり先制されたが、そこから踏ん張った。三回は、糸井の適時二塁打で同点とされたが、2死満塁で陽川をツーシームで見逃し三振に。変化球中心の配球で、五回2死二、三塁も無失点にしのいだ。

 春季キャンプでファンと接触して古傷の右肩を痛めてから5カ月。「正直、これだけ長くかかるとは思っていなかった。でも昨年よりも(右)肩の状態がいいんです」。

 励みになったのは、同じ38歳の“松坂世代”の2人。6月23日の巨人戦(東京ドーム)で約2年ぶりの勝利投手となった和田(ソフトバンク)と、7年ぶりの球宴出場で存在感を示した藤川(阪神)だ。

 「刺激を受けています。僕らの世代は少なくなってきた。彼らが頑張っている。僕も負けたくない」

 “平成の怪物”の令和初勝利は次回にお預けに。「次はもっと長いイニングを投げてゲームを作りたい」と力強く前を向いた。 (三木建次)

松坂について中日・与田監督「まだまだ満足していないが、ピンチで粘り強さをみせてくれた。(次回登板は)明日以降、しっかりと(右肩を)チェックして決めたい」

★平日でも3万超

 松坂の今季初登板を見るため、ナゴヤドームには平日にもかかわらず3万2338人が詰めかけた。祝日(海の日)だった前日15日の3万2055人を上回り、松坂は「僕は多ければ多いほど(うれしい)ね。ピンチになったときにファンの方の応援の後押しが大きかったと思う」と感謝した。

試合結果へ

  • 笑顔で引き揚げる中日・松坂=ナゴヤドーム(撮影・甘利慈)
  • お立ち台でポーズをとる中日・岡田(左)、平田(右)=ナゴヤドーム(撮影・甘利慈)
  • 5回、阪神2死二、三塁のピンチを切り抜けベンチに戻る中日・松坂=ナゴヤドーム
  • 5回、投球する先発の中日・松坂=ナゴヤドーム(撮影・甘利慈)
  • 6回、投球する中日・谷元=ナゴヤドーム(撮影・甘利慈)
  • 先発の中日・松坂=ナゴヤドーム(撮影・松永渉平)
  • 3回、阪神・近本に安打を許した中日・松坂=ナゴヤドーム(撮影・甘利慈)
  • 先発、中日・松坂=ナゴヤドーム(撮影・甘利慈)
  • 2回、選手交代を告げる中日・与田監督=ナゴヤドーム(撮影・甘利慈)
  • 1回、負傷した中日・高橋=ナゴヤドーム(撮影・甘利慈)
  • 1回、ベンチに戻る先発の中日・松坂=ナゴヤドーム(撮影・甘利慈)
  • 先発の中日・松坂=ナゴヤドーム(撮影・松永渉平)