2019.7.13 23:18

阪神原口が2試合連発で連夜の賞金100万円ゲット「正直自分でも驚いています」

阪神原口が2試合連発で連夜の賞金100万円ゲット「正直自分でも驚いています」

【プロ野球オールスター2019全セ対全パ(第2戦)】マイナビ賞とツイッター賞の表彰を受けた阪神・原口文仁=甲子園球場(撮影・門井聡)

【プロ野球オールスター2019全セ対全パ(第2戦)】マイナビ賞とツイッター賞の表彰を受けた阪神・原口文仁=甲子園球場(撮影・門井聡)【拡大】

  「マイナビオールスターゲーム2019」が13日、甲子園で第2戦が行われ、大腸がんの手術から復帰した全セ・原口文仁捕手(27)=阪神=が「7番・DH」で先発し、二回に2試合連発となるソロを放った。

 列島を鳥肌で包んだ、劇的アーチから一夜-。原口が紡ぐ物語には、まだまだ続きがあった。甲子園に場所を移した真夏の祭典に「7番・DH」で先発出場。それだけでも超満員のスタンドを沸かせていたが、そこへ向かって、2夜連続の左越え本塁打を放り込んだ。雨の本拠地を、涙にもぬらしてしまった。

 「きのうに続いてホームランを打つことができて、正直自分でも驚いています。たくさんの歓声をいただきながら甲子園のダイヤモンドを一周することができて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」

 喜んでくれる人がいるのなら、何度でも。奇跡を起こしてみせる。万雷の拍手で迎えられた二回先頭の第1打席から、やってのけた。

 全パの2番手・高橋光(西武)との対戦。前夜と同じようにブンブンと振っていき、カウント1-2からの5球目を捕まえた。左翼ポール右へと糸を引き、白球が伸びていく。それに見とれるようにゆっくりと、バットを置いて走り出した。白い歯を何度もこぼしながら、ゆったりと4つのベースを踏んでいく。ベンチでのハイタッチを終えると、黄色く染まる一塁側スタンドへ、またヘルメットを外した。直後に梅野にも2者連続弾が飛び出し、初回先頭打者弾の近本とともに最高の競演だ。

 1戦目は敢闘賞で賞金100万円をゲットしたが、一夜明けて使い道を聞かれると「娘のおむつとミルク代になるかなと思います」と照れ笑いした。この日は、その最愛の家族も観戦に訪れていた。1歳になったまな娘には、初めて目の前で見せるアーチになった。

 2戦で最も感動した選手に贈られるマイナビ賞を獲得し、2日連続で100万円をゲット。さらにツイッター賞を受賞して2戦で300万円の臨時収入だ。病を乗り越え、見る者すべての想像を、いとも簡単に超えて-。神々しいまでの連発だった。