2019.7.13 05:00(1/2ページ)

【虎のソナタ】「メジャーリーガー」と!?原口談笑

【虎のソナタ】

「メジャーリーガー」と!?原口談笑

特集:
虎のソナタ
メンバー紹介でタッチを交わす原口。出場するだけでもすごいのに…

メンバー紹介でタッチを交わす原口。出場するだけでもすごいのに…【拡大】

 マイナビオールスターゲーム第1戦(12日、全セ3-6全パ、全パ1勝、東京D)オールスターの開幕セレモニー。各選手が順番に紹介されている中で、NO・1の声援を集めたのは、我らがヒーロー原口でしたよ…と伝えてきたのはサブキャップ長友孝輔でした。

 「本人は、自分がここに選ばれて本当にいいのかな、と話していましたが、あの声援がすべてを物語っていますよね」

 ウルッときたそうだ。大腸がんから復活した“奇跡の男”のストーリーを、12球団のファンも優しく、温かく、迎えてくれた。甲子園の大声援は感動的だったが、オールスターの大声援はまた格別だったはず。

 日本球界のパイオニア、メジャーリーガー野茂英雄というスーパースターがオールスター初出場したのは1990年。シーズン同様に報道陣にもぶっきらぼうだった男が、球宴第1戦でサプライズ救援登板した。パ・リーグ監督仰木彬の強引? なさい配。舞台は横浜スタジアムだった。

 野茂がリリーフカーで登場した時の歓声は、長い記者生活でも最高級のすさまじさだった。

 「映画みたいでした。すごかったです」

 野茂が指した映画とは、当時の大ヒット作品「メジャーリーグ」。クライマックスで守護神を演じるチャーリー・シーンがマウンドに向かう。その時のスタジアム全体の大歓声…。映画を見ていた野茂は、そのシーンに自分が入り込んでいる不思議を感じたという。

 「リリーフカーに乗ったのも初めて。自分が映画に出ているような…」

 あの無口な男が、しゃべるしゃべる。オールスターの大歓声は、普段とは違う魔力を持ち合わせているんだろうなぁ…と感じたものだった。

 原口もおそらく一生忘れられない感動を得ているはず。そして、九回に待っていた、衝撃的な一撃。オールスター史に間違いなく残るアーチでしょう。

【続きを読む】