2019.7.10 13:00

【球界ここだけの話(1674)】西武が総工費180億円かけて改修作業、黄金時代復権を願う

【球界ここだけの話(1674)】

西武が総工費180億円かけて改修作業、黄金時代復権を願う

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サンスポ記者の球界ここだけの話
トレーニングルームでフォトセッションに応じる西武・松井2軍監督

トレーニングルームでフォトセッションに応じる西武・松井2軍監督【拡大】

 総工費180億円をかけて改修が進められている西武の本拠地、メットライフドームエリア。このほど、室内練習場と新若獅子寮、グッズショップが完成し、お披露目された。

 室内練習場は50メートル四方の内野フィールドに加え、これまでは2カ所ずつしかなかったブルペンと打撃レーンがそれぞれ、5カ所、4カ所と倍増された。メットライフドームと同じ人工芝が採用され、12球団でも最大級の広さを誇る。これまではなかったファンが練習を見学できる「ファンデッキ」も新設され、松井2軍監督も「見られることによって成長するし、緊張感も出る。雨の日でも、きてもらえるとうれしい」とご満悦だ。居室が20室から28室に増え、トレーニング設備やミーティングルームも充実している新若獅子寮とは1階部分で連結。これまで以上に野球に集中できる環境が整えられた。

 旧室内練習場は球団が福岡から移転した1979年、旧若獅子寮は翌80年に建てられた。居室の窓を開ければ、目の前は西武第二球場という平屋造り。清原、松坂、松井稼ら多くのスター選手が研鑽(けんさん)を積んできたが、築40年がたち、近年ではネット上で各球団の施設と比較され、ネタにされてきた。ファンや散歩中の人が迷いこみ、「ここは関係者以外、入れませんよ」と記者が追い出したことも何度もあった。

 オールスター期間中に寮住まいの若手選手は一斉に新若獅子寮に引っ越し予定だ。旧若獅子寮では数々の門限破りの伝説もあったが、最新鋭の施設を見たある若手選手は「セキュリティーがすごい。自室の窓もこれぐらい(手のひら程度)しか開かない」と苦笑する。1軍の本拠地と2軍施設、選手寮が一つの敷地内に集結しているのは12球団で西武だけ。これ以上ない利点をさらに生かし、黄金時代復権の礎となることを願いたい。(花里雄太)

  • 歴代のチーム球団旗がデザインされた新若獅子寮壁面=埼玉県所沢市(撮影・蔵賢斗)