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【小早川毅彦のベースボールカルテ】「交流戦&球宴」セットで考える時がきた

【小早川毅彦のベースボールカルテ】

「交流戦&球宴」セットで考える時がきた

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小早川毅彦のベースボールカルテ

 逆に交流戦との間を空けるため、球宴を5月のゴールデンウイーク中と8月の夏休み期間中に1試合ずつ開催する。5月はチームの顔や実績のある選手、8月はシーズンで活躍している選手が中心になる。

 開催方法もさることながら、オールスター戦の価値を下げるようなことがあってはならない。私は現役時代、どうしても出場したかった。当時の広島は出場しない選手を集めてミニキャンプのような猛練習をやっていたので、それが嫌だったこともある。だがなにより、華やかで注目度が高い球宴に出場するのは名誉だったし、「出たくない」という選手は聞いたことがなかった。

 今は投票で選ばれれば仕方ないが、監督推薦を打診されても拒否する選手がいるという。選手の起用法、特に投手の登板日やイニング数には各球団から注文がつく。監督は勝負にこだわりたくても、選手を無事にチームへ帰すことが最優先で、頭が痛いだろう。

 球宴を盛り上げるのはファンではなくて、プレーする選手だ。まず選手が出場したいと思わないと、価値は生まれてこない。 (サンケイスポーツ専属評論家)