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天国の島岡さん、見てくれましたか? 明大、「猪突猛進」で38年ぶり日本一/全日本大学野球

天国の島岡さん、見てくれましたか? 明大、「猪突猛進」で38年ぶり日本一/全日本大学野球

38年前は1年生だった善波監督(中)。選手たちに胴上げされて満面の笑みだった(撮影・桐原正道)

38年前は1年生だった善波監督(中)。選手たちに胴上げされて満面の笑みだった(撮影・桐原正道)【拡大】

 全日本大学選手権最終日(17日、明大6-1仏教大、神宮)決勝が行われ、明大(東京六大学)が仏教大(京滋)を6-1で破り、1981年以来38年ぶり6度目の優勝を果たした。明大はエースで主将の森下暢仁(まさと)投手(4年)が1失点完投で優勝に導き、最高殊勲選手と最優秀投手の2冠を獲得。チームメートの北本一樹内野手(4年)が打率・538で首位打者に輝いた。初の決勝進出となった仏教大は優勝を逃した。

 鍛え上げた教え子たちの手で、何度も神宮の青空に舞った。明大が1981年以来、実に38年ぶりの日本一。就任12年目で初の頂点に立った善波(よしなみ)達也監督(56)が感極まった。

 「38年の歴史がやっとつながった。森下を中心に守りが崩れなかったのが勝利に結びついた」

 三回にボークなどで3点を先制。四-八回は無安打だったが、九回に喜多の3点二塁打が飛び出した。森下は完投。大会の4試合で計4失点にとどめるなど、投手陣を中心とした守りも光った。

 善波監督は38年前の優勝時は1年生。4年生だった阪神・平田2軍監督らが活躍する中でベンチ外だったが、「御大」こと故島岡吉郎監督に鍛えられ、4年時は主将を務めた。だが門限を破った下級生をとがめずに見逃した際、島岡監督に「俺の目は節穴じゃねえぞ!!」と激怒され、マネジャーが退寮させられた。

 これが契機となり、恩師と同様に「生活面をきちんと指導してきた」と善波監督。選手の状態にも目を光らせ、今大会、野手は日替わりヒーローが誕生。投手では東京六大学リーグ戦で未勝利の4年生右腕・伊勢を起用。2勝を挙げて応えてくれた。

 亥年の今年のスローガンは「猪突猛進」。島岡監督の干支にちなみ、ユニホームの左袖には30年ぶりに伝統のイノシシのワッペンを復活させ、御大に優勝をささげた。

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  • 9回、3点二塁打を放つ明大・喜多=神宮
  • 仏教大を破って38年ぶり6度目の優勝を果たし、喜ぶ明大ナイン=神宮
  • 優勝を決め、スタンドに挨拶する明大・森下暢仁(右)=神宮球場(撮影・桐原正道)
  • 全日本大学野球選手権・最近10年の決勝