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【小早川毅彦の打診球診】大谷、重心が低い「く」の字改善 打席の構えが昨年に近くなった

【小早川毅彦の打診球診】

大谷、重心が低い「く」の字改善 打席の構えが昨年に近くなった

復帰当初のエンゼルス・大谷=デトロイト(共同)

復帰当初のエンゼルス・大谷=デトロイト(共同)【拡大】

 【第3打席=右翼線三塁打】カウント1-2と追い込まれてから低めの変化球と直球を見送り、同じ低めでもストライクゾーンにきた球をバットの先で右翼線へ運んだ。外野手は“大谷シフト”で左寄りに守っているから、あのコースへ飛べば、大谷の足なら楽々と三塁を奪える。

 【第4打席=中前打】3打席目と同じように、追い込まれてから低めのボールを2球見送り、ファウルで2球粘ってから最も甘くなった変化球を捉えた。2死一塁だから最悪でも四球で出塁し、走者をかえす長打が出れば最高だと思っていたはず。サイクル安打のために単打を狙おうという気持ちは、みじんもなかったと思う。

 私は広島入団1年目(1984年)の開幕直後にウエスタン・リーグ、阪神戦(甲子園)でサイクル安打を逃したことがある。古い話なので安打の順番は忘れたが、残っていたのは単打。ただ、一つでも次の塁を奪いたい一心で、結果は長打だった。

 サイクル安打は強打者だから達成できるというものではない。3打席目の三塁打のように、運も必要だ。その意味でも大谷には運がある。彼の場合は技術どうこうではなく、体が万全ならばこのくらい打って当然。一時は2割5分前後を行き来していた打率も、どんどん上がっていくだろう。

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  • レイズ戦でサイクル安打を達成したエンゼルス・大谷。(右から)1回の左中間3点本塁打、3回の左中間二塁打、5回の右翼線三塁打、7回の中前打=セントピーターズバーグ(共同)
  • 現地6・8マ軍戦でのエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
  • エンゼルス・大谷翔平の今月アットバット