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【小早川毅彦の打診球診】大谷、重心が低い「く」の字改善 打席の構えが昨年に近くなった

【小早川毅彦の打診球診】

大谷、重心が低い「く」の字改善 打席の構えが昨年に近くなった

レイズ戦でサイクル安打を達成したエンゼルス・大谷。(右から)1回の左中間3点本塁打、3回の左中間二塁打、5回の右翼線三塁打、7回の中前打=セントピーターズバーグ(共同)

レイズ戦でサイクル安打を達成したエンゼルス・大谷。(右から)1回の左中間3点本塁打、3回の左中間二塁打、5回の右翼線三塁打、7回の中前打=セントピーターズバーグ(共同)【拡大】

 レイズ3-5エンゼルス(13日、セントピーターズバーグ)メジャーの日本選手として初めてサイクル安打を達成した大谷の4打席を、サンケイスポーツ専属評論家の小早川毅彦氏(57)が分析した。好調の要因に、復帰直後とは打席での構え方が変わったことを指摘。今後の成績アップに太鼓判を押した。

 大谷自身が意識しているかどうかは分からないが、最近は打席での構え方が昨年の好調時に近くなった。

 復帰当初は重心を低くし、投手から見るとお尻が突き出た「く」の字。私の経験では力強い打球を打ちたいときに重心を下げることはあったが、バットをコントロールするのには不向きで、差し込まれることがある。大谷の場合は右肩が上がることによってフェースガードを持ち上げ、ヘルメットが飛んでいた。今はそれもなくなった。

 今の構えだと球を前方でさばけるので窮屈にならず、バットのヘッドスピードが鋭くなる。この日の試合後、テレビのインタビューで「どんな球がきても対応できる準備ができている」と語っていたから、構えと無関係ではないと思う。

 【第1打席=左中間本塁打】ほぼ真ん中の直球。捉えて当然の球だったが、低い弾道だったので、外野フェンスを越えるとは思わなかった。以前から言っているように、打球を遠くへ飛ばす力と速い球を投げる力は持って生まれたもので、努力しても限界がある。改めて、長距離打者の才能を感じた。

 【第2打席=左中間二塁打】1打席目と同じく甘く入った直球を、逆らわずに左中間へ打ち返した。まさに大谷らしいバッティングだった。

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