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「Big Fly Ohtani-San」名付け親の実況アナウンサー、ロハス氏大興奮

「Big Fly Ohtani-San」名付け親の実況アナウンサー、ロハス氏大興奮

五回に右翼線へ三塁打を放つ大谷。メジャーで日本選手初のサイクル安打を達成した (共同)

五回に右翼線へ三塁打を放つ大谷。メジャーで日本選手初のサイクル安打を達成した (共同)【拡大】

 その当時、ホームランコールは考えていなかった。でも翔平が昨年、メジャー初本塁打を放った際、とっさに「Big Fly-」のフレーズを口にしていました。その後は33秒間の沈黙。米国のスポーツ中継では、アスリートが特別な記録を達成した直後は「その映像に語らせるべきだ」という考えがあるからです。

 選手の表情やベンチの様子、ファンの歓喜する姿こそが、その状況を最も雄弁に語るのです。大谷の本塁打の際も、私が付け加えることは何もなかったのです。

 彼は世界中からのプレッシャーを両肩に乗せている。だから、「Big Fly-」には「Nice job!」や「脱帽する」という意味も込めました。私が「Big Fly-」と叫ぶと、日本のファンもツイッターでたくさん反応してくれてうれしい。ただ、和訳で意味が変わってしまうことが怖かった。でも「Big Fly-」という表現が、そのままSNS上で使われたり、新聞の紙面に載るのは光栄なことですね。

 今季、打者に専念する翔平には“大きいこと”を期待しています。打者に集中できるから20-25本塁打を打っても驚きません。まさか、サイクル安打を達成するとは想像できませんでしたが…。

 来季は先発投手としての復帰が待たれます。投手として活躍した際は「サンシン(三振)!」のフレーズを考えています。「サンシン、ナンバー10(10個目の三振だ)!」といった感じでね。

 ノーヒットノーランだったら「No-hitter Ohtani-San!」って言うよ! いいだろう? それを叫べる日は必ず来ると信じています。

ビクター・ロハス(Victor Rojas)

 1968年2月3日、米フロリダ州マイアミ生まれ、51歳。投手としてエンゼルスのマイナーでプレーした。引退後はダイヤモンドバックスやレンジャーズなどの地元放送局で実況などを務め、2010年からエ軍の放送スタッフに加入し、実況を担当している。

試合結果へ大谷の成績へ

  • 大谷が今季1号を打った翌日の5月15日付のサンケイスポーツを手にするビクター・ロハス氏。サイクル安打達成の実況も務めた(撮影・山田結軌)
  • エンゼルス・大谷翔平の今月アットバット