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遥人すまん…阪神、「優勝夢でない」株主の声あった日に見殺し完封負け

遥人すまん…阪神、「優勝夢でない」株主の声あった日に見殺し完封負け

七回、二飛に倒れた大山。矢野監督(左)も渋い表情をみせる

七回、二飛に倒れた大山。矢野監督(左)も渋い表情をみせる【拡大】

 ある男性株主が厳しくも思いやりのある質問をした。「12球団で3番目に年俸は多いが、ミスは12球団で最も多い」。今季の失策数は12球団ワーストの56。鋭く指摘しながらも「ミスを極力減らしていただければ優勝も夢ではないと思っている」と述べた。直接、壇上で回答した藤原オーナーは「今年、1点差ゲームは30%。後半に(得点をあげて)逃げ切るという形が多い。今のチームは、そういうお互いの欠点を補完しながら」と説明。ソフトバンクに対し、7年ぶりとなるカード勝ち越しはできなかったが、互角に戦えることこそ、昨季最下位から、矢野虎になって強くなった何よりの証しだった。

 3打数無安打に終わった福留がナインの思いを代弁する。「(高橋遥への援護について)それは全員が思ってると思う」。世代交代が永年の課題の中、助け合いながら、力をつけている。だから、あと少し。この日のような高橋遥へのバックアップができれば、もう1歩前に進むことができる。

 矢野監督は「もうちょっと点を取る形というのがしっかりできてくるというのがね。1年間の中ではいろいろあるんだけど。明日から作れるようにしていければと思います」と前を向いた。14日からはオリックス戦(京セラ)。8-2で勝った12日の試合後には最大でマイナス34だった得失点差を0とした。投打の歯車がかみ合いつつある。この1敗を反省し、矢野虎はまた前に進んでいく。 (大石豊佳)

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  • 七回、グラシアルに3ランを浴びた高橋遥。無援に首脳陣が詫びた(撮影・宮澤宗士郎)
  • 高橋遥の投球内容