2019.6.14 08:00

【デーブ解析料理】「投げっぷり」よくパ・リーグ型の巨人・桜井…炭谷との相性も抜群

【デーブ解析料理】

「投げっぷり」よくパ・リーグ型の巨人・桜井…炭谷との相性も抜群

先発の巨人・桜井=メットライフドーム(撮影・今野顕)

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 (セ・パ交流戦、西武2-8巨人、3回戦、巨人2勝1敗、13日、メットライフ)桜井は一言でいえば「投げっぷり」のいい投手。コースに投げるのは初球か追い込んでからくらいで、あとは腕を振り、勢いで勝負できる。かわすタイプが多いセ・リーグには珍しいパ・リーグ型の投手だ。

 「投げっぷり」の良さは緩急にも生きる。あれだけ腕を振ってくると、打者は自然と“かかと足体重”になる。思い切って踏み込めず、カーブなど緩い球への反応が遅れる。

 桜井の良さを生かしたのが炭谷のリードだ。炭谷は投手に楽をさせない捕手。投げたい球を気持ち良く投げさせるのではなく、打者に対して最も有効な球を躊躇(ちゅうちょ)なく徹底して投げさせる。セ・リーグは外角低めを中心に組み立てる捕手が多いが、炭谷は内角に弱い打者には徹底的に内角を突く、これもパ・リーグ型。桜井との相性は抜群だった。

 巨人の2連勝は炭谷が立役者になった。性格は優しい男だが、リードに関しては頑固で練習熱心。試合前のアーリーワーク(早出練習)は、私が西武の打撃コーチだった2008年に炭谷の希望で始めたものだ。2軍戦との“親子ゲーム”も希望して出場し、朝5時から2軍のアーリーワークもこなしていたほど。活躍を見られるのはうれしい。(サンケイスポーツ専属評論家)

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