2019.6.13 08:00

【黒田正宏 軍師の断】平然と内角攻め…制球に自信もった阪神・青柳

【黒田正宏 軍師の断】

平然と内角攻め…制球に自信もった阪神・青柳

特集:
黒田正宏 軍師の断
先発の阪神・青柳=ヤフオクドーム(撮影・水島啓輔)

先発の阪神・青柳=ヤフオクドーム(撮影・水島啓輔)【拡大】

 (セ・パ交流戦、ソフトバンク2-8阪神、2回戦、阪神1勝1分、12日、ヤフオクD)最大のヒーローには青柳を挙げたい。ソフトバンクのクリーンアップを1安打に抑える、ほぼ満点の内容だ。

 ことしの青柳の真骨頂が見られたのが、四回無死一塁でデスパイネを迎えた場面。一発長打のある4番打者に、徹底して内角へシュートを投げ続け、最後もシュートで空振り三振を奪った。

 前回登板(5日)のロッテ戦では4番・井上に2死球。今度はどういう攻めをするか、興味深かったが、平然と内角を攻めた。制球に揺るぎない自信を持ったからこそできる投球だろう。

 4番打者への配球は、他の打者も注意深く見守り、参考にする。その心理を逆手に取ったのが、五回無死一塁からの内川への攻め。今度はオール外角攻め。1球も内角を攻めないのに、内川が腰を引いて空振り三振。内角に来るかも…という裏をかいた。シュートが効果的な上に、スライダーのキレが素晴らしいからできる投球だ。

 昨年までに比べて下半身が安定し、リリースポイントが一定したことで、マウンド上で自信満々に投げている。捕手が楽しくリードできる。相当勝ち星を重ねるのではないか。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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