2019.6.12 05:02

阪神・福留、二塁から激走ホームイン!負傷右足心配なしの復帰即全力プレー

阪神・福留、二塁から激走ホームイン!負傷右足心配なしの復帰即全力プレー

特集:
福留孝介
四回、高山の一打で一気にホームインした福留。激走で先制点を奪った(撮影・村本聡)

四回、高山の一打で一気にホームインした福留。激走で先制点を奪った(撮影・村本聡)【拡大】

 (セ・パ交流戦、ソフトバンク2-2阪神=延長十二回規定により引き分け、1回戦、1分、11日、ヤフオクD)42歳の大ベテランが、矢野虎の執念を体現した。右ふくらはぎの筋挫傷から復帰、即「5番・左翼」で出場した福留が、激走に執念のダイビング。攻守にわたって、チームを鼓舞した。

 「捕りたかったね、最後のあれは。目一杯だったんだけど…」

 ドローとなった試合後、唇を噛みしめた。1点リードの九回。完投勝利目前のメッセンジャーが、2死二塁から今宮に痛打された。低いライナーが左翼方向へ。これに猛チャージして、前方へ思い切りダイビングした。

 わずかに届かず、白球は無情にもワンバウンドしてグラブの中へ。同点の走者が還った。あと半歩-。ベルトが引きちぎれるほど、激しいプレーだった。

 足でも見せた。四回先頭で四球を選んで出塁すると、高山の右前適時打で二塁から一気に三塁を蹴った。本塁へスライディングで高谷のタッチをかいくぐり、先制ホームイン。心配無用とばかりのハッスルプレーに「もちろん(足は大丈夫)」とうなずいた。

 1日に右ふくらはぎの筋挫傷で抹消されたが、最短の10日間で復帰。4時間42分の死闘にフル出場したセ界最年長の42歳を、矢野監督は「孝介(福留)も途中で代えたい、代えたいと思いながら、結局十二回まで守らせてしまって。自分の中でも判断が難しかった」と気遣った。

 福留は「あとは何とか打ちたかった」と4打数無安打に終わった打席を振り返ると「(ドローは)前向きにとらえて、またがんばります」と力を込めた。そのプレーが、存在自体が、チームの力になる男が帰ってきた。

データBOX

 ◎…阪神は相手先発が左腕の試合は、これで8勝10敗2分け。相手先発には8勝を献上(3敗)し、通算防御率は2・19。20試合のうち、14試合でクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)を許している

試合結果へ

  • 九回の守備では、ベルトが切れるほどのダイビングを見せた
  • 4回、本塁に生還した阪神・福留=ヤフオクドーム(撮影・水島啓輔)