2019.6.9 12:43

星稜・奥川、6回9K1失点 履正社と選抜以来の再戦 

星稜・奥川、6回9K1失点 履正社と選抜以来の再戦 

履正社との練習試合に登板した星稜・奥川(撮影・須藤佳裕)

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 春季高校野球北信越大会を制した星稜(石川)が8日、石川・金沢市内で履正社(大阪)と練習試合を行い、4-3でサヨナラ勝ちした。今秋のドラフト1位指名候補右腕・奥川恭伸投手(3年)は「8番・投手」で出場し、6回4安打1失点、9奪三振と好投した。

 「いいか悪いかで言うと悪い方だったけど、悪いなりにまとめることができたので合格点だと思います」

 北信越大会決勝から中4日とあって少し体に硬さがあり、ボールの回転や直球の質などに物足りなさを感じながらの投球となったが、捕手のサインに首を振って直球を選択し、コーナーを突きながら攻めて抑えた。

 17三振を奪い、3-0で勝利した今春の選抜1回戦以来の対戦だった。甲子園で激突したときの印象は「直球に合わせながら全体的によく振ってくる」打線だったが、あれから2カ月半が経ち、球種をしっかりと絞って攻めてくること、1巡目と2巡目で打撃を変えてくるなど対応力の高さを実感。とらえられた打球から相手の力が上がっていることも肌で感じた。

 「嫌だな、というかすごく圧力を感じながらの試合だったので、自分にとってもいい経験になりました。もう一度当たるときはまた抑えたいと思います」。相手の成長を知ることで自らの向上心にもさらなる火が点いていた。

 星稜は3-3の九回二死走者なしで4番・内山壮真内野手(2年)が中堅へのサヨナラ本塁打を放ったほか、有松和輝外野手(3年)の先制弾、東海林航介外野手(3年)の2打席連続弾など、計4本のソロ本塁打が飛び出した。

 履正社は先発したエース左腕・清水大成投手(3年)が3発こそ浴びたが、8回4安打3失点、11奪三振と奥川としっかりと投げ合った。打線も1-3の九回一死一塁で主将の野口海音捕手(3年)が同点2ランを放つなどして意地を見せたが、あと一歩、及ばなかった。