2019.6.8 05:02

高野連・有識者会議、「一定の日数の中で球数制限」答申に盛り込むことを決定

高野連・有識者会議、「一定の日数の中で球数制限」答申に盛り込むことを決定

東京都内で開かれた「投手の障害予防に関する有識者会議」の第2回会合。左から2人目は座長の中島隆信氏

東京都内で開かれた「投手の障害予防に関する有識者会議」の第2回会合。左から2人目は座長の中島隆信氏【拡大】

 日本高野連が設けた「投手の障害予防に関する有識者会議」の第2回会合が7日、東京都内で開かれ、一定の日数の中で投げられる球数を制限することを答申に盛り込むことを決めた。全国大会のみを対象にするという。具体的な日数や制限数などについては、9月に行われる第3回会合で検討する。

 1試合での投球数制限は試合を実施する上でさまざまな制約がかかるなどとの理由から、今回の答申には盛り込まない。

 日本高野連の医科学委員会委員を務める正富隆氏(整形外科医の)が球児の実態調査のデータを提示し、目安投球数を紹介。一定の制限をかけることが必要との認識で一致した。

 座長の中島隆信氏(慶応大教授)は「医師からかなり明確なエビデンス(根拠)が出た。一定期間の中での投球数の制限に関しては(委員から)反対意見は出なかった」と明かし、「トーナメントは大会終盤の日程がタイトになる。何らかの制限が必要だろうと(いう話になった)」と説明。「日本高野連がこういう会議を開こうと言った時点で、何もなしはあり得ない。これで『指導者がもっと努力すれば今のままでいい』ということは許されない」と語った。

 今後は各都道府県高野連の意見を聞き、具体的なルールを検討。同会議は11月初旬までに計4度開催し、11月下旬に開かれる日本高野連理事会への提言をまとめる。

 昨夏の甲子園大会では金足農の吉田輝星投手が6試合で計881球を投じた。5日間で4試合目となった決勝は疲労困憊(こんぱい)で、投球過多が問題視されていた。