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星稜・奥川、先制許し負けん気メラメラで11K完投「倍返し!」/春季北信越大会

星稜・奥川、先制許し負けん気メラメラで11K完投「倍返し!」/春季北信越大会

ラストサマーを前に奥川は完全復活を遂げた(撮影・須藤佳裕)

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 春季高校野球北信越大会(4日、富山市民)決勝が行われ、星稜(石川1位)は敦賀気比(福井2位)を3-1で下し、春4連覇、3季連続優勝を果たした。今秋のドラフト会議に向けて阪神などが1位指名候補に挙げる奥川恭伸投手(3年)は「8番」で出場し、7安打無四球1失点、11奪三振で完投。4月中旬に右肩に軽い張りがあり、今大会から公式戦に復帰したばかりだったが、復活を証明した。

 仲間にマウンドを譲ることなく、11個目の奪三振でゲームセット。奥川はグラブを軽くたたき、喜びを静かに表現した。4月に覚えた右肩の軽い張りの影響で県予選は登板せず、完投は今春の選抜2回戦・習志野(千葉)戦以来。夏前最後の公式戦で「エース」のポジションに戻ってきた。

 「最初は9回を投げきれると思わなかったですが、投げきれたので完全復活できたと思います。投げきれたことが一番の収穫です」

 公式戦に復帰した1日の1回戦・砺波工(富山3位)戦は6回無失点。中2日と状態は万全だった。四回に相手の4番・木下(3年)に先制の左中間三塁打を浴びると、「ほんとうに悔しかったので絶対に抑えてやろう、倍で返してやろうという気持ちだった」。負けん気を燃やし、六回2死三塁ではオール直球で三球三振。七回に3-1と逆転して迎えた八回2死一、二塁、4度目の対戦では最速の150キロを2度もマークし、最後はスライダーでバットの空を切って倍返しに成功した。

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