2019.6.5 12:00

【G戦士の素顔(4)】D4位左腕・横川、大阪桐蔭高の同期は「原動力」 個別練習で負けない力つける

【G戦士の素顔(4)】

D4位左腕・横川、大阪桐蔭高の同期は「原動力」 個別練習で負けない力つける

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川崎市のジャイアンツ球場での練習に参加する横川

川崎市のジャイアンツ球場での練習に参加する横川【拡大】

 負けられない。負けたくない。190センチ、90キロの大型左腕、ドラフト4位・横川凱投手(18)=大阪桐蔭高=は、プロの世界で日々成長中。「高校の時に気づいておけばよかった」と口にするのが、個別練習の大切さだ。

 「全体練習も大事なんですけど、個人練習でどれだけ力を入れるかによって、全体練習の中でのキャッチボールやピッチング、試合で大きく変わってくるので」

 個別練習では、フォームの修正にも取り組んでいる。「もともと(打者方向に体が)突っ込みやすいタイプで、ひどくなっていた」と現在は2段モーションに挑戦し、軸足にためを作るよう意識。杉内ファーム投手コーチから「足の上げ方を止まってみたり、2段にしたり、しっくりくるものを試してみたら?」と助言され、全体練習後に試行錯誤を重ねている。

 横川といえば、大阪桐蔭高のイメージが強いだろう。昨夏の甲子園で、中日D1位・根尾やロッテD1位・藤原、日本ハムD5位・柿木らとともに、同一校による史上初となる2度目の春夏連覇を達成した。

 ドラフト会議後、プロの道に進んだ4人でひそかに無料通話アプリ「LINE」のグループを作った。「全然起動してないですよ(笑)。たまーに動きます。『ご飯行こう』とか」と頻繁に連絡を取り合っているわけではないというが、3人の存在は横川にとって大きい。

 「(高校時代の注目度は)全然違いました。根尾とか藤原とか柿木が注目されて、ぼくは全然注目されていなかったので、『絶対プロに入って逆転したろ』という強い気持ちはあった。その気持ちはいまも続いていますし、それが自分の中でもすごくモチベーションにもなっています」

 プロ入りした3人だけではない。アマチュア球界に進んだ同期の動向もチェックしているという横川。同期の存在について聞くと、「個別練習とかを頑張れるのは自分のためでもあるんですけど、『負けたくない』という思いが原動力になっているので。そうですね。原動力です」と真っすぐ前を向いて答えた。

 まずはしっかりと力を蓄えることが先決。「ぶっちぎっていくためにも、3軍での時間を大切にして、いまのうちに負けないような力をつけたい」。大舞台ではばたく日を夢見ながら、誰にも負けない力をつける。(赤尾裕希)

  • 大阪桐蔭高の同級生の横川凱(左・巨人ドラフト4位)と話すロッテ・藤原恭大(右)=東京ドーム(撮影・荒木孝雄)
  • 川崎市のジャイアンツ球場での練習に参加する横川
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