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ヤクルト、21日ぶりヤ~っと勝った!原樹理が自分から始まった16連敗に終止符

ヤクルト、21日ぶりヤ~っと勝った!原樹理が自分から始まった16連敗に終止符

力投するヤクルト先発・原樹理

力投するヤクルト先発・原樹理【拡大】

 原には、85歳になる父・敏行さんに幼少期から教えられてきた言葉がある。

 「人様のために頑張れ」

 昨秋のキャンプで選手に課されたウオーミングアップ前の3分間スピーチでは「親孝行」をテーマに決意を語った。

 「おやじは体調不良もあって(昨年の登板時)1試合しか見に来られなかった。足を引きづりながら来てくれて、その姿に奮い立って(8月16日の巨人戦で)完封勝利できた。改めて後悔のない人生を歩んでいきたいと思った。皆も後悔のない人生を歩んでください」

 節約をしながら夢を応援してくれた父への恩返しは、まさに「人様のために頑張る」姿を見せること。チーム、ファン、家族のため腕を振った。

 原だけではない。連敗ストップへ、チーム一丸で手を尽くした。久野通訳は勝利の神が祭られる東郷神社(東京・渋谷区)の『勝守』をベンチに持ち込んだ。小川監督は自宅から神宮球場まで車で走る道を、山田哲もクラブハウスから球場への行き方を変えた。

 野手最年長、37歳の青木は長さ2ミリの丸刈り頭にし、体を張って盛り上げた。衣笠球団社長兼オーナー代行は「こういうときこそ身の回りはきれいに」とクラブハウス周辺の雑草を駆除。ベンチには厄除けの盛り塩が見られた。

 一方で、連敗中もベンチから同僚を鼓舞する声は絶えず、後ろ向きな発言をする選手もいなかった。青木が「本当にいい経験になった。糧として、生かしていけると思う」と振り返れば、山田哲は「きょうみたいな試合を続けていきたいし、続けていけるチーム」と口元を引き締めた。

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  • 歓喜を分かち合うナイン。村上(左)は輪に駆け寄る雄平、塩見に力強く右手を掲げた(撮影・中井誠)
  • 原(右)は笑顔の小川監督とタッチ。ついに止まった連敗にほっとした表情を浮かべた(撮影・長尾みなみ)
  • 先発のヤクルト・原=横浜スタジアム(撮影・斎藤浩一)
  • ヤクルト・原樹理の今季登板成績
  • 試合に勝ち、喜ぶヤクルト・梅野=横浜スタジアム(撮影・中井誠)
  • 試合後、スタンドの声援に応えるヤクルト・大引=横浜スタジアム(撮影・長尾みなみ)
  • ハフ(左)と笑顔で勝利のタッチをかわすヤクルト・青木=横浜スタジアム(撮影・斎藤浩一)
  • 勝利のバンザイするヤクルト・バレンティン(中央)=横浜スタジアム(撮影・斎藤浩一)
  • 小川監督(左)と勝利の握手をかわすヤクルト・原=横浜スタジアム(撮影・斎藤浩一)
  • 8回、DeNA・ソトを三振に抑えガッツポーズするヤクルト・石山=横浜スタジアム(撮影・斎藤浩一)
  • 投球するヤクルト・ハフ=横浜スタジアム(撮影・長尾みなみ)
  • 2回、右適時打を放つヤクルト・塩見=横浜スタジアム(撮影・斎藤浩一)