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「気負いは禁物」70年に16連敗経験、ヤクルト往年のエース・松岡弘氏が提言

「気負いは禁物」70年に16連敗経験、ヤクルト往年のエース・松岡弘氏が提言

1970年の16連敗を経験したヤクルトOBの松岡弘氏が、低迷する古巣に助言を送った(写真は1971年撮影) 

1970年の16連敗を経験したヤクルトOBの松岡弘氏が、低迷する古巣に助言を送った(写真は1971年撮影) 【拡大】

 (セ・リーグ、DeNA7-0ヤクルト、11回戦、DeNA8勝3敗、1日、横浜)ヤクルトは1日、DeNA11回戦(横浜)に0-7で完敗。16連敗を喫し、自チームが1970年8月に作ったセ・リーグのワースト記録に並んだ。1970年に16連敗を経験した球団OBで通算191勝の松岡弘氏(71)が、苦境に立たされている古巣にアドバイスを送った。

 16連敗。後輩たちはこの汚名、恥ずかしい成績を真摯(しんし)に受け止めなければならない。

 私がプロ3年目だった1970年、チームは8月に16連敗を喫した。当時は投手の分業制はなく、先発でも、救援でも遮二無二に投げた。16連敗中、6試合に登板。連日、応援団やファンから「おまえら、何やっているんだ!」と厳しい声をいただいた。

 大型連敗すると、選手に焦りや気負いが生まれ、プレーに悪影響を及ぼしやすい。心構えとして大切なのは一人、一人が自分の役割を考え、足元を見つめ直すことだ。後になって聞いた話だが、私が経験した16連敗の間、先輩同士で、かなりもめごとが起こったそうだ。

 連敗すれば、チーム内に不協和音は生まれる。ただ後輩たちには、こういうときこそ、同僚の悪口や批判をつつしむべきだ、と伝えたい。

 もう一つ、選手は自分の能力以上の結果を求めない方がいい。今回の16連敗では、先発陣が早い回に崩れるケースが目立つ。投手は「0点に抑えなければ!」と気負っていないだろうか。序盤に1、2点許しただけで、動揺しているように見える。6回3失点はOKの時代だ。落ち着いてマウンドに臨んでほしい。

 この日は私と同じ背番号17の清水君が初登板し、4回5失点。試合をつくれなかったが、苦い経験を次に生かしてほしい。プロではチャンスをもらえない投手も多い。16連敗目の責任投手になったとしても結果を受け止め、今後の糧にすればいい。 (ヤクルト元投手)

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