2019.6.1 13:35

星稜・奥川が公式戦復帰登板、最速150キロで6回2安打無失点

星稜・奥川が公式戦復帰登板、最速150キロで6回2安打無失点

春季北信越大会・砺波工戦で登板した星稜・奥川恭伸投手(3年)(撮影・須藤佳裕)

春季北信越大会・砺波工戦で登板した星稜・奥川恭伸投手(3年)(撮影・須藤佳裕)【拡大】

 高校野球の春季北信越大会1回戦が1日、富山市民球場で行われ、星稜(石川1位)は砺波工(富山3位)に6-0で勝利した。今秋のドラフト1位指名候補・奥川恭伸投手(3年)は「8番・投手」で出場し、6回2安打無失点。無四球で69球を投げた。

 「立ち上がりは公式戦独特の緊張感で体が体が固まっていたところがありましたけど、回を重ねるごとに体の力も抜けてきてバランスよく投げることができた。次の試合からは立ち上がりからそれができるように心がけていきたいです」

 4月中旬の練習試合以降、右肩に軽度の張りを感じていたことで大事を取って今春の石川県予選、計5試合での登板はなく、北越との練習試合(5月25日)で実戦復帰を果たしたばかり。公式戦での登板は3月28日の選抜2回戦・習志野(千葉)戦以来というなかで、1-0と接戦で試合が展開される四回にこの日最速となる150キロをマークした。コンディションが整ってきたことで「球場の雰囲気を変えられるし、それ(150キロ超)を観に来てくれている人もいる」と力を込めて投げ込んだ。

 とはいえ、今回は久々の公式戦のマウンド。1点を争う攻防の中で予定よりも1イニング多く投げることとなったが、普段よりもチェンジアップの割合を増やし、全体的には7~8割の力加減で投球して相手打線を抑えた。

 ネット裏には11球団のスカウトが詰めかけ、阪神・筒井和也スカウトは「試しながら投げている感じはありますが、ランナーが出たときには力を入れたりクイックを使ったりもできている。少しずつ状態も上がっていくと思います」と好投をよろこんだ。

 今大会は4日の決勝まで4連戦に日程となっている。2日には2回戦・東海大諏訪(長野1位)戦を控えるなかで「変な張りではなく筋肉痛ぐらいだったら登板はあると思う。しっかりと準備して、先発でも中継ぎでも抑えでもしっかりと投げられるようにしたい」。チームが北信越大会で春4連覇、3季連続優勝を目指すなか、エースのエンジンも温まってきた。