2019.5.21 08:00

【田尾安志 タイムリーCheck!】内野手の方がグラブに繊細、阪神・近本の意識の高さうかがえる

【田尾安志 タイムリーCheck!】

内野手の方がグラブに繊細、阪神・近本の意識の高さうかがえる

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田尾安志 タイムリーCheck!

 私は1つのグラブで現役時代を貫いた。ひもの緩さは気にならなかったが、人さし指、中指、背の部分以外の皮はどうしても伸びるため、メンテナンスをしていた。でも、それもオフになってから。どちらかといえば内野手の方がグラブに繊細であるだけに近本の意識の高さがうかがえる。

 中堅手としては俊足を生かし、守備範囲が広い。肩は特別強くはないが、それをしっかりと補えている。広島が開幕直後に低迷した原因は守備のほころびだったが、いかに失点を防ぐかという点においても近本の働きはチーム浮上のカギだ。

 打撃に関しては私の予想よりもはるかに頑張っているという印象を受ける。打者の好不調の波は1カ月から1カ月半。不調期間を打率・250前後で乗り切ると、6月に入ればまた上向くだろう。トップを作るときに右肘が伸びすぎるため、内角への対応という課題は残るが、今後の近本は大いに期待できる。(サンケイスポーツ専属評論家)