2019.5.21 05:03

【巨人担当・赤尾裕希】上原は後輩たちに大きな影響

【巨人担当・赤尾裕希】

上原は後輩たちに大きな影響

特集:
上原浩治
フォトセッションに応じる巨人・上原=東京都千代田区(撮影・桐原正道)

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 栄光と挫折の21年-。上原が全力で駆け抜けたプロ野球人生について、巨人担当・赤尾裕希記者(26)は、球界最年長投手としてチームに残した功績についてつづった。

 レジェンドが、ユニホームを脱いだ。昨オフに手術を受けた上原は今季、多くの時間を若手とともに過ごしていた。44歳となっても、若手に負けないダッシュの量。大粒の汗を流しながら、真摯(しんし)に向き合う姿勢は、後輩たちに大きな影響を与えた。

 「モチベーション。それが一番、いま難しいところやね。心技体という部分で少し乱れていた」と話していた4月中旬。投球フォームの修正にも着手した。上原といえば、足を上げた際にグラブを足の付け根部分に置くのが印象的だが、グラブの位置をやや高くするなど工夫。華やかな実績を残しても、最後の最後まで理想を追い求め、もがいていた。

 家族を米国に残し、東京では単身生活。食事は偏りがないように、妻・美穂さんの母に作ってもらうこともあった。「お酒さえ多少我慢すれば、そんなに(体重が)増えることもないし」と缶ビールは一日2本までと決めたメジャー時代の習慣も継続。体重も昨年から3、4キロ落とし、20年前とほぼ変わらない86-87キロをキープしていた。

 エース・菅野が「生活の中心に野球がある」と感じたように、プロとして野球と真剣に向き合った21年。最後まで貫いた熱い思いは、後輩たちの財産となっていくはずだ。 (巨人担当・赤尾裕希)