2019.5.21 13:00

【球界ここだけの話(1627)】「声をだそうぜ!」野球少年と少女へDeNA・筒香、山崎からのメッセージ

【球界ここだけの話(1627)】

「声をだそうぜ!」野球少年と少女へDeNA・筒香、山崎からのメッセージ

特集:
筒香嘉智
サンスポ記者の球界ここだけの話
笑顔で指導するDeNA・筒香

笑顔で指導するDeNA・筒香【拡大】

 小学5年生の息子が地元の野球チームに所属していることもあり、ここ数年は“パパコーチ”として奮闘している。そこで約1年前、DeNAの選手に「道具の大切さ」を聞き、このコラムで紹介させてもらった。

 「大事な場面で最後に力を与えてくれるのが見えない力。僕は『野球の神様』はいると信じています。その神様が最終的に力を与えてくれるのは、道具を大事にしている人に対してだと思っています」

 セ・リーグトップの防御率1・37、トップタイの5勝(ともに20日時点)を挙げている今永の言葉だ。そして今回は助言第2弾として「声の重要性」をテーマに子供たちへメッセージを送ってもらった。

 「元気という意味では声は重要な役割を果たします。プロでも声の連係は基本です。少年時代から声を出すクセをつけて、大きい声で自分の気持ちを表現することはすごく大事だと思います」

 こう語るのは昨季のセーブ王、山崎だ。リーグを代表する守護神は登場時にファンからの大声援に囲まれてマウンドに立ち、闘争心を駆り立てている。「あの声援は僕の武器」と声の力を実感している一人だ。

 また、グラウンドで、ただ大きな声を出せばいいものではないと指摘するのは主砲の筒香だ。

 「惰性の『バッチこーい』みたいなのはいらない。でも野球をやる上で必要な声は絶対に出さないといけない。そのためには普段(の練習)から出していないと、とっさのときに出にくくなります。そこのバランスは難しいですよね」

 無駄な声は省きつつ、指示の伝達や連係、仲間への励まし、チームの盛り上げなど不可欠な声は日頃の練習から出すことが大切だという。さらに「監督やコーチに何かを言われたときや名前を呼ばれたときの返事をする声は、野球以外でも必ず大事になる」と真剣な表情で続けた。

 再び山崎の言葉に戻る。グラウンドを離れれば人なつっこい笑顔でファンから大きな指示を得る守護神は、笑顔でこう締めくくった。

 「静かに野球をやっていたら面白くないですよね。楽しくやるためにも声は必要不可欠です。プロ野球選手もみんな出していますよ。大歓声で聞こえにくいだけで」

 声を出して、大好きな野球を楽しもう-。これこそ少年野球の原点。憧れの選手たちからのメッセージだ。(湯浅大)