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【土井正博の豪傑球論】火ついた打線抑えるには倍のエネルギーかかる

【土井正博の豪傑球論】

火ついた打線抑えるには倍のエネルギーかかる

試合終了後のスコアボード

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 (セ・リーグ、阪神2-10広島、7回戦、阪神4勝3敗、17日、甲子園)最悪の負けパターンや! 阪神は逆転負けで広島との2位対決を落とし、連勝が2でストップした。1点ビハインドの九回に7失点を食らい、終わってみれば2-10と大敗。通算465本塁打を放ち、西武、中日で打撃コーチなどを務めた土井正博氏(75)=サンケイスポーツ専属評論家=は、3連戦初戦の最後に相手打線を勢いづけたことに“喝”を入れた。

 2-3で負けても2-10で負けても、1敗に変わりない-と割り切れることもできるが、3連戦の初戦、しかも九回の7失点は、最悪の負けパターンといっていいだろう。

 広島打線は、西の緩急を使った投球に翻弄されていた。八回に逆転したが、そのまま終わっていれば喜べるのは八回に同点打を放った菊池涼、勝ち越し打を放ったバティスタら、ごく一部の選手だけだった。

 西から投手が代わったとはいえ、九回は2死から四球をはさんで6連打を含む7安打の集中打。「みんながヒーロー」という形で、ゲームセットとなった。広島ベンチはお祭り騒ぎで、言い方は悪いが「ルンルン気分」で、第2戦に臨める。

 九回は島本、守屋、石崎の継投だったが、投手は関係ない。打者とは最後の打席でヒットが出れば、「よし、明日も頑張ろう」となる。第2戦に先発するメッセンジャーにとっては、3失点と10失点では天と地の差。火をつけてしまった打線を抑えるために倍ぐらいのエネルギーがかかるということだ。

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