2019.5.17 08:00

【デーブ解析料理】特殊な投手には特殊な攻略法が必要

【デーブ解析料理】

特殊な投手には特殊な攻略法が必要

 (パ・リーグ、ソフトバンク5-1西武、9回戦、ソフトバンク6勝3敗、16日、ヤフオクD)高橋礼に西武は3敗目。打者それぞれが個々に狙い球を絞るなど手を焼くうちに、自分のテンポで気持ちよく投げさせてしまった。

 アンダースローの投手は特殊だ。普通は打者より高いところにある球の出所が下になるのだから、目線の向け方は全く変わる。そもそも、下手投げの打撃投手はほぼいないのだから、打ち崩す練習もできない。

 私は普段「ヤマを張る」のは反対だが、これだけ打てない投手に対してはチーム全体で「ヤマを張る」ことが必要と考える。下手投げの球種は大きく分けて直球、カーブ、シンカーだけ。仮にチームで「カーブ」と決めたら、追い込まれるまで直球は振らない。それが2人、3人と続けば投手は「何かやってくる」と考え、配球を変えるなど対策を講じてくる。

 ここが突破口だ。考えさせて動揺させる=自律神経を揺さぶることで、投手のリズムを乱し、自分のテンポで投げさせない術中にはめていく。私は西武の打撃コーチだった2008年、当時てこずっていたロッテ・渡辺俊介に対してこうした方法をとったことがある。個々任せでなくコーチが責任をとる覚悟で、9人で徹底しなければ意味がない。特殊な投手には特殊な攻略法が必要なのだ。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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