2019.5.16 05:03

阪神・大山、驚弾7号2ラン!令和自身初の一発はバルコニー席上の壁直撃

阪神・大山、驚弾7号2ラン!令和自身初の一発はバルコニー席上の壁直撃

六回、菅野(手前)をKOする一発を放った大山(撮影・福島範和)

六回、菅野(手前)をKOする一発を放った大山(撮影・福島範和)【拡大】

 (セ・リーグ、巨人8-13阪神、8回戦、巨人6勝2敗、15日、東京D)これぞ、ホームランアーティストの放物線だ。ドームの屋根をなぞるような弧を描き、バルコニー席上の壁を直撃させた。大山が悠然と一周する。マウンド上の菅野はショックを通り越し、笑みさえ浮かべていた。

 「東京ドームは一発がある球場なので1点でも多くとることが大事だったので。その中で打てたのはよかったです」

 8-4の六回2死一塁。初球シュートを狙い澄ました。4月29日の中日戦(ナゴヤドーム)以来、令和自身初の一発となる7号。菅野に自身ワーストの1試合10失点を味わわせ、巨人ベンチにタオルを投げ込ませた。

 「勝てたことはよかったと思います」

 矢野監督が就任すると同時に4番に固定された。開幕直後は出遅れたが、4月中旬、試合前の全体ミーティングで、指揮官からあるドキュメンタリーを見せられた。

 それは格闘家・魔裟斗のサクセスストーリー。22歳で「K-1 WORLD MAX」の世界王者に輝いたが、その後、低迷。鼻をへし折られ、守りに入る自分を変え、5年後に涙の奪回を果たしたものだった。球団関係者によると、その映像を大山は背筋を伸ばし、食い入るように見つめていたという。今季から矢野監督の薦めで1打席ごとの配球表をつけ、1球目から狙って打つことを心がける。魔裟斗魂で菅野をKOさせたわけだ。

 「しっかりやるだけなので。頑張ります」

 糸井&福留に挟まれても見劣りしない。大山が4番らしくなってきた。 (阿部祐亮)

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  • 6回、2点本塁打を放つ阪神・大山=東京ドーム(撮影・門井聡)
  • 2回、適時打を放つ阪神・大山=東京ドーム(撮影・水島啓輔)
  • 阪神・大山のホームランカルテ