2019.5.15 05:02

阪神・北條、代打同点打!「初球から目線あげ振ろう」

阪神・北條、代打同点打!「初球から目線あげ振ろう」

北條は七回、代打で登場して同点打。ベンチで声を出し続ける元気ジルシがイイ仕事をした!(撮影・水島啓輔)

北條は七回、代打で登場して同点打。ベンチで声を出し続ける元気ジルシがイイ仕事をした!(撮影・水島啓輔)【拡大】

 (セ・リーグ、巨人2-4阪神、7回戦、巨人6勝1敗、14日、東京D)ひと振りで期待に応えた。勝負をかけた七回。代打・北條が、巨人戦今季初勝利へとつなげる、同点の一打を放った。

 「気持ちを持ってやらないと、相手も強いし、勝てないと思っていた」

 1-2の七回。1死一、二塁とすると相手は右腕・アダメスから左腕・戸根にスイッチした。D3位・木浪聖也内野手(ホンダ)の代打・上本は空振り三振に倒れたが、矢野監督はさらなる一手で代打・北條。「初球からいこうと思ってました。目線をあげて、しっかり振ろう」と打席に立つと、初球の外角高め144キロをとらえた。ふらっと上がった打球はレフト前でバウンド。値千金の同点打となった。

 今季巨人戦6試合はすべて先制され、追いつくことができずに6連敗。この日も一回に2点先制されて嫌なムードが漂ったが、断ち切った。

 昨年は打率・322と好調だったが、9月に左肩を亜脱臼して離脱。オフには復活途上とあり、母校の八戸学院光星(当時は光星学院)高に足を運べなかった。しかし、12月に「金本知憲氏野球殿堂入りを祝う会」で同校の恩師・仲井監督と顔を合わせ「順調です。頑張ります」と報告。“おわび”は3月にした。選抜に出場した母校に、部員全員分のアップシューズ60足を贈呈。入場行進で履いてくれた後輩たちに「最近、(学校に)行けていないけどね」と頭を下げたが、この日はバットで吉報を届けた。

 新人・木浪に定位置を明け渡し、現在も打率・176。それでも矢野監督は「きれいごとでもなくて、ベンチで一番、声を出している選手」と姿勢を評価する。腐らずに走り続ける背番号2が、矢野阪神を盛り上げる。 (大石豊佳)

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  • 北條は七回、初球のシュートを一閃。左前へポトリと落とした(撮影・水島啓輔)
  • 7回、適時打を放った阪神・北條=東京ドーム(撮影・水島啓輔)
  • 7回、適時打を放つ阪神・北條=東京ドーム(撮影・福島範和)