2019.5.14 16:41

大体大が5季ぶりV!主将・駒方が絶対に優勝を決めたかった理由

大体大が5季ぶりV!主将・駒方が絶対に優勝を決めたかった理由

 阪神リーグ第6節3回戦が14日、大阪・万博記念公園野球場で行われ、大体大は関西国際大を11-4で下し、2016年秋以来5季ぶり38度目の優勝を果たした。2-1と勝ち越した七回、なおも2死二、三塁で主将の駒方公紀内野手(4年)が流れを引き寄せる左越え3ランを放った。

 「低めには手を出さないと決めて高めに浮いたボールを振ったら飛んでいってくれた。いままで打てていなくてみんなが打ってくれていたので、みんなのためにも打ちたかった」

 九回にも打者11人の猛攻で6得点。終盤3イニングで10得点と勢い十分の攻撃で優勝のゴールテープを切った。

 昨春は63季ぶりの最下位と悔しい成績に終わり「阪神リーグで一番、全国大会に行っているチームが最下位。泥を塗ってしまった」。開幕前のオープン戦で快勝が続いた状態でシーズンに入り、過信したことが原因。入れ替え戦で連勝して2部降格は避けてからは個々が甘さを捨てて猛練習する日々を過ごした。グラウンドが使えるのは系列の大体大浪商高に借りられる毎週木曜のみ。そのほかは室内練習場のみと充実しきっているわけではないが、そのなかでも愚直に取り組んできた成果は、昨秋の2位も含めて、チームの結果が示している。

 そして、この試合で絶対に優勝を決めたい理由があった。仮に敗れて優勝決定を持ち越せば、次のチャンスは20日。チームをけん引してきた駒方は16日から母校・高岡商(富山)で教育実習があるため出場できないことが決まっていた。チームの合言葉は「駒方がいるときに優勝しよう」。試合後、駒方は仲間たちの手の中で3度、宙を舞った。

 大体大は阪神大学野球連盟代表として第68回全日本大学野球選手権(6月10日開幕、神宮ほか)に駒を進め、第2日第1試合(神宮)で四国地区大学野球連盟代表と対戦する。

 「人もいっぱい入りますし、プロでも使われる球場で試合をさせてもらうので緊張するところとは思いますけど、楽しもうと思えば楽しめるところだと思う。飲まれないようにやりたい」と駒方。教育実習は大会直前までの約3週間。全国の舞台に向けては懐かしいグラウンドで後輩たちに交じって調整を重ねていく。