2019.5.13 13:00

【球界ここだけの話(1621)】松坂は竜巻き返しのキーマン!“平成の怪物”の“令和初登板”に期待

【球界ここだけの話(1621)】

松坂は竜巻き返しのキーマン!“平成の怪物”の“令和初登板”に期待

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サンスポ記者の球界ここだけの話
中日・松坂大輔

中日・松坂大輔【拡大】

 5月に入ってからの中日の失速とともに本拠地ナゴヤドームのスタンドの空席が目立つようになった。GW明けの7日の広島戦は今季ワーストの2万1573人。この日は、大野雄大投手(30)が2年ぶりの完封勝利を飾ったが、球場関係者は、心底喜べなかった。

 「やはり松坂投手も根尾選手もいないのは営業的には大打撃。チームが勝たないと、お客さんはますます離れてしまう」

 セ、パ両リーグは先週、開幕から本拠地での対戦が1回りした時点での観客動員数を発表。中日は13試合(4月17日)で38万4098人(1試合平均2万9546人)で前年比2・9%減。セではヤクルト(8・1%減の2万5672人)とともに減少したことが判明した。

 3月に「球団代表」に就任した加藤宏幸氏(60)は「平日の試合が多かったことを考えると大健闘。昨年は、松坂投手が入団して中日への関心が高かったし、彼が登板した試合(4月は2試合)は満員。それを差し引いて考えないと」と明かした。

 実際に、4月21日には3年ぶりとなる貯金を、最高「3」まで増やし、連日3万人以上のファンがナゴヤドームに訪れた。だが、先発投手陣の故障や不調もあって5月に入って4勝7敗。17勝20敗の5位(13日現在)に甘んじている。竜党の反応はシビアだった。

 救世主は、右肩炎症からの復帰を目指す松坂だろう。近日中にも捕手を座らせて本格的な投球練習を開始。順調なら実戦復帰は6月下旬とみられる。

 加藤球団代表は「5、6月の戦いで、夏休みのチケットの売れ行きが大きく変わる。今が、チームの踏ん張りどころ。プラスして松坂投手がいいタイミングで復帰してくれるか。早く1軍で投げるのを見たいね」と力を込めた。

 先発投手のコマ不足に頭をかかえる現場、観客動員の伸び悩みに危機感を募らせるフロントも「全国区のスター選手が出てきてほしい」といいつつ、“平成の怪物”の“令和初登板”に期待を膨らませている。(三木建次)