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ヤクルト・村上、史上最速シーズン10号!山田、青木、バレの不在救った19歳

ヤクルト・村上、史上最速シーズン10号!山田、青木、バレの不在救った19歳

特集:
山田哲人
村上が四回にソロ弾。プロ野球史上最速のシーズン10号で苦しいチームを救った (撮影・福島範和)

村上が四回にソロ弾。プロ野球史上最速のシーズン10号で苦しいチームを救った (撮影・福島範和)【拡大】

 (セ・リーグ、巨人1-3ヤクルト、8回戦、4勝4敗、11日、東京D)ヤクルトは11日、巨人8回戦(東京ドーム)に3-1で勝ち、1分けを挟む連敗を2で止めた。「5番・一塁」で先発した村上宗隆内野手(19)が、四回に先制のソロ本塁打を放ち、チーム最速で10号に到達。高卒2年目以内の選手の2桁本塁打は球団では55年ぶり。5月11日、チーム38試合目での達成は、2リーグ制(1950年)以降でプロ野球史上最速の記録となった。主力に離脱者が相次ぐ中、若き燕が日に日に存在感を増している。

 燕党の待つ左翼席へ、美しい放物線が描かれた。左方向への鋭い打球は中段に着弾。村上は、軽やかなステップでダイヤモンドを一周した。

 「少し差し込まれたが、しっかり押し込むことができた。何とか(18年連続白星のかかる)石川さんに勝ちをつけたかった。先制点を取れて、すごくうれしい」

 0-0の四回。巨人先発・メルセデスの高めのつり球を上からたたき、納得の一打を放った。

 熊本・九州学院高時代は通算52本塁打を放ち“肥後のベーブ・ルース”とも称された逸材だ。ドラフト1位で入団した昨季、イースタン・リーグ2位の17本塁打をマークし、今季は自身初の開幕1軍入りを果たした。

 序盤は適応に苦しみ、4月半ばまで打率が1割台に低迷したが、10試合を過ぎた辺りで「落ち着いて打席に入れるようになってきた」という。3、4月は6本塁打、5月はさらにペースを上げて10試合で4本。シーズン37本ペースでアーチを量産している。

 チームトップの本塁打は、今季10号に到達した。高卒2年目までのシーズン2桁本塁打は2015年の西武・森(17本塁打)以来。球団では高山忠克以来、55年ぶり2人目の快挙だ。特筆すべきは達成スピード。5月11日、38試合目はプロ野球史上最速となった。

 4年前に2桁本塁打を達成した森は、同じ左打者として中学時代からの憧れの存在でもある。「スーパースター。甲子園でホームランを打ちまくっていたイメージがあります」。広角にアーチを連発し、甲子園通算5本塁打をマークした大阪桐蔭時代の姿は目に焼き付いている。村上が今季放った本塁打の半分が左方向であるのも、偶然ではない。

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  • 高卒2年目までにシーズン2桁本塁打を放った選手
  • 村上宗隆の今季ホームランカルテ
  • 試合後、つば九郎と抱き合うヤクルト・石川=東京ドーム(撮影・長尾みなみ)
  • 巨人に勝利し、ファンの声援に応えるヤクルト・石川=東京ドーム(撮影・福島範和)
  • 投球するヤクルト・ハフ=東京ドーム(撮影・今野顕)
  • 4回、ソロ本塁打を放つヤクルト・村上=東京ドーム(撮影・福島範和)
  • 球場をあとにするヤクルト・山田哲=東京ドーム(撮影・長尾みなみ)
  • 先発のヤクルト・石川=東京ドーム(撮影・今野顕)