2019.5.6 05:02

中日、令和1勝!プロ6年目・阿知羅が初勝利、与田監督に26歳の“孝行息子”誕生

中日、令和1勝!プロ6年目・阿知羅が初勝利、与田監督に26歳の“孝行息子”誕生

プロ初勝利の阿知羅(右)はウイニングボールを持ち、与田監督と握手を交わした (撮影・中島信生)

プロ初勝利の阿知羅(右)はウイニングボールを持ち、与田監督と握手を交わした (撮影・中島信生)【拡大】

 (セ・リーグ、中日6-5ヤクルト、9回戦、ヤクルト5勝4敗、5日、ナゴヤD)中日の連敗を4で止めた救世主は、観音様のような風貌の男だった。こちらチームは、1日に令和の時代を迎えてから初勝利。6年目でプロ初勝利を挙げたのは阿知羅(あちら)拓馬投手(26)。連戦で先発が不足する中、期待に応えた。

 「これを機に阿知羅という名を覚えてほしい」

 二回には初安打初打点で自身を援護した右腕は、お立ち台で3万6342人が集まったスタンドに笑顔でアピールした。

 岐阜・大垣日大高から社会人のJR東日本を経て入団。昨季まで芽が出ず「契約してもらえるか分からなかった」という今季は投球フォームをワインドアップに変え、190センチの長身から大きくゆったり投げるようにした。地道な練習の成果が実り、この日は5回2失点。一回1死一、三塁のピンチは山田哲と雄平を打ち取った。

 2年目まで2軍登板も少なく「野球をやっている感じがしなくて、情けない2年間だった」と振り返る。2年前はウエスタン・リーグで防御率、勝率の2冠に輝きながら、昨季の成績は悪く1軍登板の機会に恵まれなかった。与田監督は「プロ初勝利を挙げられたことはチームにとっても宝物」と、こどもの日に現れた“新ヒーロー”に目を細めた。

★全国で10人!

 年間累計2000万人以上が利用する業界ナンバーワンの名字検索サイト「名字由来net」(株式会社リクスタ)によると「阿知羅」は全国でおよそ10人ほどしかおらず、8万449位の“超レア”な姓だという。奈良・宇陀市の小字が発祥といわれ、地名は向かい側を意味する「あちら」が由来。

阿知羅 拓馬(あちら・たくま)

 1992(平成4)年11月20日生まれ、26歳。大阪府出身。岐阜・大垣日大高では3年春に甲子園出場。JR東日本を経て、2014年ドラフト4位で中日入団。17年はウエスタン・リーグで最優秀防御率(2.10)、最高勝率(.750)の2冠を達成した。今季成績は2試合に登板し、1勝1敗、防御率2.45。通算成績は19試合に登板し、1勝2敗、防御率3.29(5日現在)。190センチ、95キロ。右投げ右打ち。独身。年俸700万円。背番号30。

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  • 阿知羅と書いて『あちら』と読む右腕が好投した(撮影・中島信生)
  • お立ち台で紙かぶとをかぶり鯉のぼりを手にするドアラ=ナゴヤドーム(撮影・中島信生)
  • 先発の中日・阿知羅=ナゴヤドーム(撮影・中島信生)
  • 1回、先制の適時打を放つ中日・大島=ナゴヤドーム(撮影・中島信生)
  • 2回、適時三塁打を放つ中日・阿部=ナゴヤドーム(撮影・中島信生)
  • 2回、自ら適時打を放つ先発の中日・阿知羅=ナゴヤドーム(撮影・中島信生)
  • 4回、ソロ本塁打を放つ中日・平田=ナゴヤドーム(撮影・中島信生)
  • 5回、適時打を放つ中日・平田=ナゴヤドーム(撮影・中島信生)
  • 7回のマウンドに上がった中日・マルティネス=ナゴヤドーム(撮影・中島信生)